神の子?人の子? | 端っこの気持ち

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東京の端っこに住む劇団四季と酒をこよなく愛する頑固者が書くいつまで続くかわからん日記…のようなもの

今日『ジーザス・クライスト=スーパースター』を観てきた演劇

この作品には2つの演出があって今、上演されてるのはジャポネスクバージョンの方。もう1つのエルサレムバージョンはこのジャポネスクバージョンが終ってからの上演となります。

この『ジーザス・クライスト=スーパースター』(以下、JCS)はキリストが十字架にかけられるまでの最後の7日間を描かれてます。ジャポネスクバージョンでは全員歌舞伎風の白塗りメイクにヒッピー風の衣装、大八車を使った舞台装置、そして、和楽器を組み入れた音楽と日本の要素を取り入れてるミュージカル。作詞家ティム・ライスと作曲家アンドリュー・ロイド=ウェーバーが20代の時に作った若くて熱いミュージカル。

この作品はジーザスを神の子というより、一人の苦悩する人間として描いています。俺はキリスト教の信者ではないので、キリストの事とか聖書の事とか、良くわからないんだけどとても感動します。特に『ゲッセマネの園』のシーンでは涙が出るくらい感動します(実際、涙が出てきましたが…)。『ゲッセマネの園』のナンバーはジーザスが父である神に自分の死はなんなのかと問いかけるナンバーでジーザスの心が痛いほど伝わってきます。ホントに良い曲だなぁ。この曲以外にも良いナンバーがたくさんあります。『今宵安らかに』とか、『私はイエスがわからない』や『スーパースター』等々。

この作品には2つの演出があるって書いたけど、俺が観た印象ではジャポネスクバージョンだとジーザスのオーラが濃いというかが神々しく見えるんです。ホントに神の子なのではないかと思えるくらい。おかげでイスカリオテのユダとかマグダラのマリアの影が薄くなるくらい。もう一つのエルサレムバージョンではユダもマリアもジーザスくらいのオーラを出してる気がするんだよねぇ。でも、ジャポネスクバージョンもエルサレムバージョンもどちらも良い演出なので比較する事はできません。同じ『JCS』でも演出が異なるとまるっきり違う作品を観てる気がします。だからどちらも良い舞台なのです。今回のジャポネスクバージョンもまたちょこっと演出が変わってます。エルサレムバージョンでも演出がちょこっと変わるのかな?なんか楽しみだな。


そうそう、今日『JCS』を観に行く前にカレッタ汐留に寄ってきました。カレッタ汐留では今『ウィキッド』の上演にあわせてエメラルドファンタジーが開催されてます。で、それにあわせて四季のショップが期間限定でオープンしてるんです。6/16までなので、俺にとっては今日が最後のチャンスなんです。

で、コレを買ってしまいました。


マンマ・ミーア!』のブーツストラップです。

CATS』や『オペラ座の怪人』、『アイーダ』のグッズはもちろん、『ウィキッド』のグッズもあったけど、コレが欲しかったの。明日から俺の携帯携帯にコレがついてます。