不運にも…
飛蚊症(視界を蚊のようなものが飛んでるかのよに見える疾患)に見舞われたワシ
しかしながらソレは…家族の者にとっては、ワシを茶化すおあつらえ向きの材料でしかなかったようや
そんな中でも…
ワシを茶化すコトに於いてだけは極めて真面目な…
他の誰より遥か上を行く娘のなっちゃんが次のように語る…
『つかさ…
このクソ寒い12月に蚊の話とかなくね?
タイムリーじゃねぇし
』
…
ワシゃ適当な時期を見計らって患わなあかんのかいな
そして息子までもが参戦!
息子『ずっくん(ワシね)、そのハエ…いつか死ぬ?』
ひぶんっっ
おい息子…お前は今の今まで何を聞いとってん
ハエではありません。
蚊です! ちゃう…蚊のようなです!
息子の発言に異論を唱えるなっちゃん→
『こらヒュー(息子ね)

お前は黙ってろ!
話がややこしくなるしっ
』
…
なっちゃん…
アナタもね


続けざまなっちゃん
『蚊の話で盛り上がんの家くらいのもんじゃね

ガチ迷惑な話だしッッ
この迷惑ハゲっっ
蚊ハゲっっ
』
…
蚊ハゲて…何ですやろ
ワシのデリケートな部分と蚊を一括りにしないで頂きたい
そもそも…コノ話の火付け役はなっちゃん、アナタで
何より…蚊のようなもんで1番迷惑被ってんのは他の誰ともちゃう!
ワシやワシっ
案ずる言葉を掛けられぬまま…肩を落とし、部屋の隅でしゃがみ込むワシを余所に
ハッシ家の笑いは頂点に達してん!
ソノ理由は間もなく判明する…
ソノ笑いの渦の中心に存在するなっちゃんは、
極めて落ち着き払った態度で言った…
『コレで治んじゃね
』
ぶぎゃッッ


彼女の手にしたもの…
人はソレをこう呼ぶ
キンチョール…と
治るかアホっっ















』

