日本中を震撼させたその忌々しい事件とは…
そう…小学5年の頃…
我が家は裕福な家庭と呼ぶには、ほとほと縁遠く
リンス代節約の為、
洗面器に少量のコンディショナー(さっき、このハイカラな呼び名を教えてもらった
)を溶かして、 頭を突っ込んでジャブジャブする。
ソレを家族6人使用する!
ガキながらに、
家庭の台所事情はなんとなくではあるが把握していた…
であるから!
当時友達皆が持っていたファミコンも我慢した
ゲームボーイも…
大好きだったチョコレートも
ありとあらゆる「欲」を抑えて生きてきた
そんな私にもどーしても欲しい物があった。
当時クラスで、真っ赤なメーカー品(今でいうトコのブランド)のジャージをカッコ良く着こなすというのが流行った。
(今思えばジャージなだけに着こなしようもないのだが
)
アシック…プーマ…ナイキ…アディオス…ちゃう!アディダス…こんなところか!ソレを着てるだけで女子にモテモテだ。
当然、我が家にはそんなものを買う余裕はなく、私の服はいつも弟のお下がりであった。
(弟の方がガタイが良かった為、この奇妙な構図が成り立つ!)
ある日私は断腸の思いで母に「おねだり」を試みる…
返事は決まってNOだ
しかし、その年のクリスマスにプレゼントされたのだ。念願の…
真っ赤なジャージ
メーカーはPUMA
年明け、三学期初日から早速ソレで当校!
今までにない私の姿に皆の視線が集まる…
女子の黄色い声も飛び交っている


きっもちぃ~~~~

と、思ったのもつかの間…
PUMA派の神田くんの一言で私は奈落の底に突き落とされる


「ずっくん(当時のアダ名) のジャージ、プーナや!」
バッタもんや…
よく見ると
あのプーマのイカしたマークも私のソレは日本猫化しており、
どこか弱々しい…
それより2ケ月間、私が笑い者となったのは言うまでもない…


おそらくは知らずして買ったであろうオカンを気遣い、その事件は私の胸の内に留めていたのだが、
今ここで問いたい…
なぁ、オカン…
「あんなもんっ


どこで手に入れやがったっっ

」