7月18日の記事『中宮寺 菩薩半跏像』 の続き
中宮寺の菩薩半跏像だけを見て、法隆寺は次の機会にと思っていたが、
中宮寺は法隆寺の一部の様なもので、法隆寺東院伽藍の隣にあるのである。
という訳で、法隆寺も見物する事にした。
(今回の記事は、文章と写真とを交互に織り交ぜた記事にした。)
まずは東院伽藍。
東院伽藍には、旧1万円札の透かしになっていた夢殿がある。
廻廊の門をくぐると、直ぐに夢殿で、想像していたよりも大きな建物である。
写真でも判る様に、瓦の下に垂木が見えるが、垂木が乗っている梁が
両端で上方にカーブして美しい曲線を作っている。
<法隆寺 東院伽藍 夢殿>
東院伽藍を出て西院伽藍へ向かう。
写真の奥に見える東大門まで200mあり、夏の日差しが容赦なく照りつける。
<東院伽藍から西院伽藍に向かう通路 長い!>
更に東大門から西院伽藍の中門まで200mあり、歩くだけで汗だくの状態。
京都の東福寺などの大きな寺院と比べても、かなり境内が広い寺院である。
また、11時頃に法隆寺に着いたのであるが、観光客が少ないのも嬉しい限り。
<西院伽藍の中門 左手奥に五重塔>
西院伽藍の中門(国宝)の金剛力士像。
日本最古の塑像の金剛力士像(仁王像)で、右が阿形(あぎょう)像で左が吽形(うんぎょう)像。
風雨にさらされる場所に安置されている為、補修が甚だしく、左の吽形像の体部は木造に
なっているとの事。
<国宝 中門の金剛力士像 右が阿形像で左が吽形像>
西院伽藍の拝観料は800円、東院伽藍の拝観料200円と併せると1000円である。
京都の寺院の倍であるが、境内の広さと拝観できる寺宝を考えると安いかもしれない。
まずは、世界最古の木造塔である五重塔を見る。
京都東寺の五重の塔と違い、下方の屋根が大きく安定感が感じられる。
私としては、東寺の五重塔の方が、好きである。
<北側から撮った五重塔>
釈迦三尊像が安置されている金堂。
金堂の中に入ると、エンタシスを施した柱が並んでいて、柔らかな感じを受ける。
見るまでは大きな仏像と想像していた釈迦三尊像であるが、意外と小ぶりな仏像で、
顔は面長であり結構写実的であった。
<北側から撮った金堂と五重塔>
<国宝 釈迦釈迦三尊像>
次は、寺宝が展示されている大宝蔵院の西宝蔵。
多くの仏像が展示されている展示室の中央に玉虫厨子が展示してある。
インターネットの画像では、描かれた絵画が見えるが、実際には照明が暗いので、
近付かないと絵画が確認できない。
インターネット画像の下段側面の絵画が有名な「捨身飼虎図」。
<国宝 玉虫厨子>
西宝蔵を出ると直ぐに百済観音堂となっていて、これも有名な百済観音が安置してある。
2m10cmもあるスリムな観音像で、よく目にする小太りでふくよかな仏像とは趣を異にする。
観音像は八頭身でモデル並みのプロポーション、側面から見ても綺麗な体付きである。
<国宝 百済観音>
百済観音堂の後、東宝蔵で橘夫人厨子などを見て大宝蔵院を出る。
折角奈良まで来たのであるから、近くにある法輪寺や法起寺も見てみようと思い、
足を延ばして見る事にした。
炎天下のなか1時間ばかり歩き回って法輪寺や法起寺を見学し、
また法隆寺に戻り、法隆寺の玄関に当たる南大門を見る。
南大門を出て、法隆寺を後にしたのであるが、駅までの道が遠くて暑い。
日射病にななりそうなので、自販機でアクエリアスを買うが、全く冷えていない。
腹立たしい気分になるが、仕方がないので飲みながら駅に向かう。
何とか法隆寺駅にたどり着き帰路についた。
<南大門から中門及び五重塔を望む>
<南大門全景 左右の土塀が南大門に向かって高くなっている
京都の寺院では見た事はないと思う>










