台風15号の影響で
大混乱だった今日の首都圏…
本来ならそのことについて
3回ぐらいに分けて書きたいが、
このブログはあくまでも
ファッションに特化しているのだ。
(ホントかよ!)
今回のファッションテーマは、
「アスレジャー」
「アスレジャー? 何ですの?それ…」
などと言っているそこの貴方!
生死に係わることでもなければ、
日常生活で特に困ることはないにしても、
こういうちょっとしたワードを知らないと
若い子たちとの会話についていけないのだ。
「アスレジャーって、
明日のレジャーのことでしょ?」
などと平気で言っているそこの貴方!
すでに処置なし…。
貴方を尊敬し信頼してきた若い子たちは、
蜘蛛の子を散らして去って行くだろう。
そうなる前に…
ここで「アスレジャー」のことを
よくお勉強することにより、
むしろ貴方の方から若い子たちに
質問してみてはいかがだろうか…。
「君たちはもちろん、
アスレジャーを知ってるよね?」
「え?何ですか?それって…
明日のレジャーのことですか?」
「ハハハ。そうか、まだ知らないのか…。
いくら政治や経済ばかり勉強しても、
世の中の動きは見えてこないんだよ。
ファッションを侮ってはいけない。
君たちも今後のために覚えておくといいよ。
そもそもアスレジャーというのはね ……」
きっと貴方の株はさらに上がるとともに、
“ワタシもこんな大人になりたい!”
と、羨望を集めるに違いない…
「ファッションもトレンドもクソ食らえだ!
ましてや若い奴等に迎合する気なんか
オレにはさらさらないぜ!」
なんてウソぶいているそこの貴方!
この際、無視…。
あ、前置きが長いと
いつもの与太話で終わってしまうので、
気が変わらないうちに本題に入ろう!
アスレジャーとは?
「アスレジャーとは、アスレチック(運動)とレジャー(余暇・自由な時間)を組み合わせた造語で、休日にジムやヨガでエクササイズするようなスポーツウェアやトレーニングウェアを取り入れたファッションスタイルのことである。2000年にヨガブランドである「ルルレモン」が発信したスタイルが原点と言われ、ヨガが盛んなニューヨークや西海岸を中心に発展し、その後ナイキやアディダスといった大手スポーツブランド勢だけでなく、アパレルブランドが参入するに至ったのだ」
最新トレンドのアスレジャー…
この現象はアノ時と酷似している。
それは約5年前に
ファッション界を席巻した
一大トレンド“ノームコア”である。
ノーマルとハードコアを
組み合わせた造語で
“究極の普通”を意味するノームコアは、
それまで着飾ることが主流のオシャレと
対極にあるシンプルな着こなしである。
その象徴とされたのが
あのスティーブ・ジョブズである。
Appleの新製品をプレゼンする時の彼は、
スーツやジャケットではなく、
イッセイミヤケの黒のタートルに
リーバイスのジーンズ、
ニューバランスのスニーカーという
漫画のキャラクターのように
いつも同じスタイル…。
それが却ってカッコいい!
と注目したのが、
ニューヨークのスノッブな連中だ。
シンプルで普通の服をきこなすのは
一見簡単なようだが、
そこには高度なバランス感覚や
服自体の上質さが求められる。
これは鼻持ちならない、
いかにもNYのスノッブな連中が
考えそうなトレンドである。
わざと目立たないフリをして目立つという
自意識過剰が逆に振れた発想だ。
オシャレの先頭集団が、
わざと周回遅れのダサい集団に追いついて
自慢のセンスを見せつけるみたいな
イヤ味を感じさせるのだ。
しかし…
ノームコアが一般に広まった背景には、
これ見よがしに着飾るような
行き過ぎたファッションに対し、
飽きたり疲れたりという感覚を
多くの人が共有していたことが挙げられる。
こうした世の中の風潮が大きく反映し、
「頑張り過ぎない、リラックスした雰囲気」
「こなれ感や抜け感」などの
エフォートレスなスタイルが浸透した今、
それをさらに発展させ、
より快適さを重視して生まれたのが
アスレジャーと言える。
要はノームコアの進化形なのだ。
だから従来のスポーツMIXと比べ、
スポーツテイストが強いのが特徴である。
「ノームコアやアスレジャーなんか、
オレは全然興味ないけど…」
などと言っているそこの貴方!
本人は意識してなくても
貴方がいつも履いている
adidasのスタンスミス、
CONVERSEのオールスター、
VANSのオーセンティック、
ニューバランス、ナイキなどの
ローテクスニーカーは、
すでにノームコアやアスレジャーの
欠かせないアイテムの一つなのだ。
街でよく見かける
スポーツサンダルにソックスを合わせ、
ベースボールキャップを被り、
リュックを背負った女子たちも然り…。
そして…
最新のアスレジャーに欠かせないのが、
魔法のアイテム“ジョガーパンツ”である。
ジョガーパンツとスニーカーを合わせれば、
アスレジャーを半分達成したことになる。
さらにキーアイテムとなるのは、
スウェットパーカー、
ビッグトップス、
クルーネックカットソー、
ベースボールキャップなどが挙げられる。
それらの上からレザージャケットやMA-1、
フリースジャケットやマウンテンパーカー、
ダウンジャケット、コートなどを羽織れば
秋冬アスレジャースタイルの完成だ。
とにかく肩肘張らずにシーンレスで
着心地もいいアスレジャーは
取り入れない手はない!…なんて、
私がわざわざ言わなくても
この傾向は今後も浸透していくはずだ。
なぜなら、
この楽チンさを一度味わった体は、
もう後戻りできないからだ。
しかもオシャレという免罪符付きである。
「へぇー、そうなんだ。
そういうのアスレジャーって言うんだ。
だったらオレなんか、
楽チンだから家でもコンビニ行く時でも
昔からアスレジャーだけどな。
大分くたびれてシミもついてるけど…」
などと言っているそこの貴方!
言っときますけど
貴方のそれ、
アスレジャーじゃ
ないですから!
今シーズンの「MEN'S BIGI TOKYO」では
注目のアスレジャーをさらに進化させ、
ブリティッシュ柄を取り入れた
“ブリスレジャー”
(メンズビギが考案した造語)
を推進している。
私もアスレジャーを実践してみよっと!
ジムも行かないしヨガもやらないけど、
このスタイルなら誰が見ても健康志向で
スポーツやらない人には絶対見えないし…。
あ、これって80年代前半の
“陸(おか)サーファー”と同じ発想だ!
嗚呼、赤のファミリアが懐かしい…。
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私の場合はアスレチック抜きで…
「XTC」
“Leisure(レジャー)”
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メンズビギ横浜店 GMより
コチラも見てネ❗️

