聞いてて実にオモシロイ。
本人は何の疑いもなく
いたって普通に言ってるつもりだろうが、
どう聞いても言葉が間違っている。
その言葉の意味が、
本来の文脈から遠ければ遠いほど面白い。
さらにその言葉が正しい言葉の発音に
近ければ近いほど面白い。
そして本人のキャラクターが
真面目であればあるほど面白い。
これらの条件を見事に備え、
いとも簡単に連発する男が
ウチの店にはいる。
店長の中西だ。
それは明らかである。
こんなことが日常茶飯時なのだ。
さて、昨日のことである…
私はその日、
今季モノの新作パンツを穿いてきた。
それを見た中西が、
おもむろに近寄って来るなり、
「GMが穿いてる パンク(パンツ)は、
ポンキ(今季)モノですか?」
???…
私は最初、パプアニューギニア語かと思った。
しかし、中西ワードに馴れている私は、
瞬時に頭の中でワード変換した。
彼が何を言いたいのかは痛いほど分かる。
「そうだよ。この パンク(パンツ)、
ポンキ(今季)モノだよ!」
と、一応敬意を表して私は答えたが、
「オマエ、いつから パンク野郎
になったんだ?」
と、付け加えた。
この会話をそばで聞いてた仁田が、
ゲラゲラを通り越し
ヒィヒィと腹を抱えて笑い出したので
本人もやっとその間違いに気づいたのである。
それにしても、彼の頭の中の言語中枢は
一体どうなっているのだろう?
こんな短いセンテンスの中に、
間違いが2ヶ所も…
おそらく、ポンキはパンクに
引き摺られたと推測できるが、
普通では考えられない。
絶対にアナウンサーにはなれないだろう。
彼は決して笑わそうとして
言ったのではないことぐらいは、
長年の付き合いから我々もよく分かっている。
全く意図せず、
狙ったわけでもなく
人を笑わせることができるこの才能は、
私と仁田をいつも嫉妬させる。
笑いには自信のある仁田は、
「中西さんは、いいですよねぇ。
やっぱり天然には敵わないですもんねぇ…」
と、よく羨ましそうに私に言う。
「そうだよ。アイツは最強だよ。
オマエのような計算した笑いには
限界があるんだよ。
それはオレについても言えるけどな…」
私と仁田は中西に対し
畏怖の念を禁じえないのである。
さすが!店長❗
この店は中西を中心に回っている。
これからもオモシロワードを
どんどん言ってほしい❗
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「Michel Jackson & Paul McCartney」
“Say Say Say”
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより
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