「ランブルフィッシュ」 | メンズビギ マルイシティ横浜店 GM(ゼネラルマネージャー)の極私的ブログ

メンズビギ マルイシティ横浜店 GM(ゼネラルマネージャー)の極私的ブログ

メンズビギの商品紹介を中心に、
ファッションやカルチャー、ライフスタイル全般まで、
役立つものからどうでもいい話まで、
GM(ゼネラルマネージャー)独自の視点で綴るブログ。

……………………………………………………
ファッション記事に特化した、
メンズビギ・マルイシティ横浜店
PR担当による公式ブログはコチラ❗
ダウンクリックダウン
……………………………………………………

ドラマー偏愛狂の私が
最近、勝手にやり始めた
【ロック名ドラマー列伝】…

記事本文と強引にコジツケながら
一人のドラマーに辿り着けていく作業は、
メンドクサイけどなかなか楽しい遊びなのだ。

自己満足と分かってはいても、
ハマった時の快感ったらない。

こんな遊びに付き合わせて、
皆様には誠にかたじけない。


さて、今回は映画の話から…

昔観たことがある映画で、
「ランブルフィッシュ」というのがある。


巨匠フランシス・コッポラ監督が
80年代初頭の若手スター総動員で制作した
青春映画である。
アメリカの荒廃した地方都市が舞台だ。

毎日喧嘩に明け暮れる不良高校生ラスティ(マット・ディロン)のもとへ、2年間姿を消していた兄(ミッキー・ローク)が帰ってくる。
兄は“モーターサイクルボーイ”と呼ばれた
伝説の不良リーダーだ。
『いつか兄のようになりたい!』
と憧れるラスティは、
以前のような荒々しさがすっかり無くなり、
物静かになった兄に戸惑うのである。

ちなみに、ランブルフィッシュとは闘魚だ。
水槽の中に二匹の闘魚を入れると、
死ぬまで闘い続ける。

兄の“モーターサイクルボーイ”は、
ペットショップの水槽の中で泳ぐランブルフィッシュを、一日中毎日飽きもせず眺めている。

弟のラスティは、そのランブルフィッシュを
『カッコいい!』と言うが、
そんな弟に対し兄はこう言う。

『魚は川で泳ぐものだ。
もっと広い場所なら殺し合わなくて済む』と。

ふーむ。なかなか哲学的である。

さて、この映画の特徴は全編モノクロだ。
物語の象徴であるランブルフィッシュにのみ
の色をつける斬新な手法である。


実は、兄のモーターサイクルボーイは
色盲なのだ。
色のない白黒の世界に浮かぶ
鮮やかな赤と青の闘魚は、
彼の心を投影しているのである。

ところで、この映画のキャスティングは豪華だ。兄弟のミッキー・ロークとマット・ディロンを筆頭に、この兄弟のアル中の親父がデニス・ホッパー。
弟の彼女はダイアン・レイン。
脇役では先日の初場所で優勝した栃の心…
ではなく、ニコラス・ケイジ。
まだ初々しい監督の娘ソフィア・コッポラ。
さらに、酔いどれ詩人トム・ウェイツまで…

そういえば、以前メンズビギでは
この映画「ランブルフィッシュ」の世界観を
シーズンテーマにしたことがある。
(当時のカタログより)
   
   

一風変わった、静かで渇いた青春映画である。
そして、バックで流れる浮遊感のある音楽が妙にフィットする。

この映画の音楽を担当したのは、
スチュアート・コープランド…
そう、あのザ・ポリスのドラマーである。

ハイ、今回も無事に辿り着きました!

……………………………………………………
       【ロック名ドラマー列伝vol.5】

能ある鷹は爪を隠す的バンドの典型。
パンクロックとレゲエを融合した
革新的なポリスサウンドは、
“スチュアート・コープランド”
のドラムなしでは考えられない。
ハイハットとバスドラムだけでビート刻み、
リムショットとフラムでアクセント…
とにかく斬新である。

                      「The Police」
                      “Deathwish”


ついでだから、迷ったこっちも!
             “Walking On The Moon”
……………………………………………………

メンズビギ  マルイシティ横浜店  GMより