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ドラマー偏愛狂の私が
最近、勝手にやり始めた
【ロック名ドラマー列伝】…
記事本文と強引にコジツケながら
一人のドラマーに辿り着けていく作業は、
メンドクサイけどなかなか楽しい遊びなのだ。
自己満足と分かってはいても、
ハマった時の快感ったらない。
こんな遊びに付き合わせて、
皆様には誠にかたじけない。
さて、今回は映画の話から…
昔観たことがある映画で、
「ランブルフィッシュ」というのがある。
巨匠フランシス・コッポラ監督が
80年代初頭の若手スター総動員で制作した
青春映画である。
アメリカの荒廃した地方都市が舞台だ。
毎日喧嘩に明け暮れる不良高校生ラスティ(マット・ディロン)のもとへ、2年間姿を消していた兄(ミッキー・ローク)が帰ってくる。
兄は“モーターサイクルボーイ”と呼ばれた
伝説の不良リーダーだ。
『いつか兄のようになりたい!』
と憧れるラスティは、
以前のような荒々しさがすっかり無くなり、
物静かになった兄に戸惑うのである。
ちなみに、ランブルフィッシュとは闘魚だ。
水槽の中に二匹の闘魚を入れると、
死ぬまで闘い続ける。
兄の“モーターサイクルボーイ”は、
ペットショップの水槽の中で泳ぐランブルフィッシュを、一日中毎日飽きもせず眺めている。
弟のラスティは、そのランブルフィッシュを
『カッコいい!』と言うが、
そんな弟に対し兄はこう言う。
『魚は川で泳ぐものだ。
もっと広い場所なら殺し合わなくて済む』と。
ふーむ。なかなか哲学的である。
さて、この映画の特徴は全編モノクロだ。
物語の象徴であるランブルフィッシュにのみ
赤や青の色をつける斬新な手法である。
実は、兄のモーターサイクルボーイは
色盲なのだ。
色のない白黒の世界に浮かぶ
鮮やかな赤と青の闘魚は、
彼の心を投影しているのである。
ところで、この映画のキャスティングは豪華だ。兄弟のミッキー・ロークとマット・ディロンを筆頭に、この兄弟のアル中の親父がデニス・ホッパー。
弟の彼女はダイアン・レイン。
脇役では先日の初場所で優勝した栃の心…
ではなく、ニコラス・ケイジ。
まだ初々しい監督の娘ソフィア・コッポラ。
さらに、酔いどれ詩人トム・ウェイツまで…
一風変わった、静かで渇いた青春映画である。
そして、バックで流れる浮遊感のある音楽が妙にフィットする。
この映画の音楽を担当したのは、
スチュアート・コープランド…
そう、あのザ・ポリスのドラマーである。
ハイ、今回も無事に辿り着きました!
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【ロック名ドラマー列伝vol.5】
能ある鷹は爪を隠す的バンドの典型。
パンクロックとレゲエを融合した
革新的なポリスサウンドは、
“スチュアート・コープランド”
のドラムなしでは考えられない。
ハイハットとバスドラムだけでビート刻み、
リムショットとフラムでアクセント…
とにかく斬新である。
「The Police」
“Deathwish”
ついでだから、迷ったこっちも!
“Walking On The Moon”
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより