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メンズビギ・マルイシティ横浜店
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講習2日目の“○山さん”の話をしよう。
その日は、前日急速に仲良くなった“○山さん”とは離れた席だった。
昼休み…。
何となく予想していたが、
“○山さん”は出口付近で待ち伏せしていた。
「あ、いたいた。どこ行ってるのかと思って探しちゃったよ」
と言って近づいてきたので、
「オレ、絶対ここにいると思ってたよ」
と相手の肩を叩いて答えた。
流れでそのまま一緒にお茶を飲みに出掛けた。
昨日のロック談義の続きが始まる。
「オレ歳だから、なかなか名前が出てこないんだけどさぁ…」
と言いながらも、時々私のサポートを受けながら大好きなアーティスト名やアルバム・曲などを片っ端から挙げながら解説していくのだ。
ジョンメイオール、ピーターグリーン、ジャックブルース、ミックテーラー、レスリーウエスト、ポールバターフィールド、マイクブルームフィールド、ニッキーホプキンス、サンタナ、ジミヘン、アルクーパー、デイヴメイスン、ジェリーガルシア、ジェフベック…もう、いいか。
まるで“ロック・人名しりとり”でも出来そうな勢いである。(ピーターグリーンとデイヴメイスンはアウト!)
“○山さん”は、前日にも増して積極的だ。
「鶴川にさぁ、ビートルズマニアの店があるんだけど今度一緒に行かない?オレ、カネはないけど時間はたっぷりあるからさぁ」
と誘ってきたり…
そして、途中でゴソゴソと鞄の中から袋を取り出し、私の目の前にぶら下げた。
中から出てきたのは、オリジナル編集してきたCDである。
「えっ、マジ⁉ オレにくれるの?」
と私が言うと、
「うん、1枚2000円だけどね!」
と軽口を叩いてきたので、
「せっかくだから、タダで貰ってあげる」
とお返しをした。
これは、心から嬉しい。
そして“○山さん”が昨日の講習から帰った後、自宅のレコードをいっぱい引っ張り出して編集している姿を想像すると、何だか微笑ましい。
それにしても、リアルタイムで60年代のロックを聴いてた人には敵わない。
ビートルズの来日公演は抽選に外れ見逃したそうだが、全盛期のサンタナやレッドツェッペリンの初来日武道館はしっかり観たそうだ。
「ツェッペリンなんか、ヤル気がなくてガッカリしたよ。ロバートプラントなんか全然声出ないしさぁ…」
「サンタナなんか、ギター弾かないでマラカスばっかり振り回してさぁ…」
新証言である。
あー、オレも言ってみてぇー。
“○山さん”は、リタイアした12年前から高校時代の仲間とバンドをやってるそうだ。
「オヤジバンド通り越して、ジジイバンドじゃん!」
と私が言うと、嬉しそうに笑っていた。
でもよく考えると、ミックジャガーより全然若いのである。
「このCD聴きながら酒飲むと旨いぞー」
と“○山さん”は言っていた。
そんなこと、言われなくても分かる。
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「Freetwood Mac」
“Black Magic Woman”
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより