すでにご存知の方もいらっしゃるだろう。
現在日本で一番売れてる学習参考書!
《うんこ漢字ドリル》は、累計180万部突破という空前の大ヒットだそうだ。
さて、車内広告でその日初めて《うんこ漢字ドリル》の存在を知った私は、早速誰かにこの話をしたくてウズウズしたが、話題がうんこ💩だけに相手を選ぶ。
大人のくせにうんこ💩話に熱狂しているアホなオヤジと、軽蔑される恐れがあるからだ。
結局私は帰宅後、
一番信頼のおける妻にこの話をしてみた。
私がうんこ💩話が好きなの知ってるし、
軽蔑される程度も分かっている。
すると彼女は意外な反応を示したのだ。
「それは素晴らしい!
子供にとって“うんこ”はテンションが上がる言葉で、口にするだけで楽しくなる魔法のような言葉。同じ勉強をするにも楽しみながらするのと、辛いと感じてするのでは雲泥の差がある!それ作った人はスゴい!」
その通り❗
私はそれが言いたかったのだ。(たぶん…)
さすが心理セラピストである。
私がうんこ💩話が好きなのは、
そういうことなのだ❗(ホントかよ…)
こんな楽しい言葉を、
なぜか大人になるにつけ皆が忌み嫌う。
ということは、私は子供のような瑞々しい感性を持ち続ける稀有なオヤジということに他ならない。まるで芸術家みたいだ。
妻のお墨付きと理論武装により
すっかり自信を持った私は、
翌日店長の中西にこの話をした。
日頃からお腹の弱い中西は、
誰よりもうんこ💩と密接な関係にあるせいか、即座に私の言わんとすることを理解した。
さすが私の弟子である。
共感を得られた安堵感から、
私は調子に乗って中西に、
「よし!今日は一日、会話の中に必ずうんこ💩という単語を入れること!」
というお題を出したのである。
これは業務命令なのだ。
困惑気味の中西に向かって早速私は、
「○○様に、うんこ💩の入荷連絡を頼む」
とか、
「次はこのうんこ💩を返品してくれ」
とか、
「ストックから新しいうんこ💩を持ってきてくれ」
などと言ってるうちに、
二人とも腹の底から笑いが込み上げてきた。
中西は中西で、
「GM、ボクうんこ💩してきます!」
と言うから、
「違う!それそのまんまだろ!」
とすかさずツッコミを入れる。
まるで即興のコントである。
ただでさえ、普段からクダラナイ話で大笑いしているお店だけに、うんこ💩が加わることによる相乗効果は絶大だ。
店内には異様なテンションが満ち溢れ、
興奮の坩堝と化していく。
もちろん、お客様の前では禁止だが…。
こうして朝から晩まで、うんこ💩という言葉と笑いが店内を飛び交ったのである。
まるで頭上を豚が飛び交う
ピンク・フロイドのライブのように…。
(分かんないか…)
果たして周囲のショップはどんな思いで聞いていたのかは知る由もない。
さすがに中西も
「GM、これ社長と店長の会話じゃないですよ~」
と言うので、
「アホ!こんな会話ができる環境を幸せだと思え!」
と言い返した。
そして遂に 奇跡 が起こった。
なんと!その日、ここ数年の平日では最高の売上げを記録したのである。
うんこ💩パワー炸裂❗
うんこ💩万歳❗
私は、うんこ💩によって学力だけでなく
売上げもブリブリ伸びることを確信した。
そしていつまでも、うんこ💩を楽しめる大人でいようと改めて思ったのである。
ハハハ…
ああ、うんこ💩を連呼したからスッキリした。
あ、うんこ💩の検索で1位になってたらどうしよう。これファッションブログなのに…
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さすがにうんこ💩の曲はない。
でも、この曲が頭に浮かんだので…
「Kevin Ayers」
“Joy Of A Toy Continued”
(続・おもちゃの歓び)
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより