
メンズクラブ12月号誌上で
渡部篤郎氏が着用しているのを見るまで、
こんな素敵なスーツを紹介することを忘れていたなんて…。
というわけで、罪滅ぼしのためにいつもより詳しく紹介しているのであるが、
前回は素材中心だったので、
今回はディテールについて。
さて、メンズビギオリジナルのグレンチェック生地を使用したこのスーツ。
メンズビギのスーツといえば、
ブリティッシュスタイルが主流であるが、
こちらのスーツはデザイナー肝入りの、
クラシコイタリア風に仕上げているのだ。
以前も説明したことがあるが、
ブリティッシュスタイルは、
直線的なシャープさからくる
エレガントさなのに対し、
クラシコイタリアの場合は、
曲線を生かしたシャープさからくる
エレガントさなのだ。
色気があるのである。
丸みのある立体的なフォルムだから、
着心地がとにかく軽い。
それだけに、手間や凝った縫製技術が
要求されるのだ。
特に「マニカ・カミーチャ」という、
ギャザーが寄るほどの
イセ込みが多い袖付けを
施しているので、
腕の可動域が広い。

さらに、肩パットを入れず
張りのある薄い芯で仕立てているので、
着用感が柔らかく身体に吸い付く。
ウエストラインは高めでしっかり絞り、
着丈はやや長め。
肩幅はジャストで、
肩から首にかけて
角度のあるしなやかなラインが特徴。

そして広めのラペル幅、
高めのゴージライン、
バルカポケット(曲線の胸ポケット)
を採用することにより、
胸の厚みやヒップラインが強調され、
なんとも色気のあるシルエットだ。
これは服飾文化の伝統と歴史が根付いた、
イタリアならではのサルトリア(仕立て技術)から生まれたものである。
だから、このような縫製技術を持ち合わせた工場は、ごく限られているのだ。

お台場仕上げ、ペンポケット、汗止め、
ジャガード織のオリジナル裏地は、
もちろんキュプラ100%❗

美しい色目で艶やかなボタン❗
ちなみにこのスーツ、セットアップなので私の場合はジャケットとベストだけ購入した。
柔らかく軽い仕立てのスーツなので、
単品で着回せるのも魅力である。
イギリス発祥のスーツも、お国柄によってこれだけ違った印象に見えるのである。
もちろん今回ご紹介したスーツは、
しっかり日本人の体形に合わせているのでご安心!
しつこいようだが、コーディネートは
゛アズーロ・エ・マローネ゛
を是非採り入れて欲しい。
ブラウンスーツ × ネイビータイ

ネイビースーツ × ブラウンタイ

たったこれだけで誰でも簡単に、
イタリアの伊達男に変身出来るのだ❗
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ロックの世界も、
イギリスやアメリカだけではない。
イタリアン・ロックの至宝❗
「PREMIATA FORNERIA MARCONI」
通称「P F M」の
゛The Mountain゛
初めて聴いた時、度肝を抜かれた!
さすがオペラの国である。
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより
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