Tシャツって、たくさん持っていても、
なぜか毎年新しいモノが欲しくなる。
その反面、全然着てないのに、
なかなか捨てられないモノもある。
最近私は、
大掛かりな断捨離を敢行中だが、
今回は、その幾度の断捨離を
くぐり抜けてきた、
歴戦の強者を紹介しよう。
しかも、メンズビギのTシャツだから、
堂々と胸を張って紹介できる。
もう売ってないけど…。


これ見て、あれっ⁉
と思った方は、鋭い❗
元ネタはどう見てもコレだ。


゛NEW YORK CITY゛が、
゛BRIGHTON CITY゛に…
私は、この秀逸なパロディというか、
遊び心のあるヒネリが、
グサッと胸に突き刺さったのである。
(さすがメンズビギ!)
この感覚分かる人となら、
きっと一晩飲み明かすことができるだろう。
さて、ジョン・レノンが着ている、
゛NEW YORK CITY゛は、
今さら説明する必要はないけど、
メンズビギのTシャツにプリントされた、
゛BRIGHTON CITY゛とは一体ナニ?
ブライトン(BRIGHTON)は、
イギリス南東部に位置する、イギリス有数のシーサイドリゾート都市である。

wikipediaより
ロンドンから日帰りできる場所だから、
東京で言えば、さしずめ湘南や熱海といったところか。
そのブライトンを舞台にした作品で
有名なものには、
イギリスの人気作家
グレアム・グリーンが書いた
「ブライトン ロック」がある。
映画化もされ話題にもなった。
さらに、モッズ映画の決定版
「さらば青春の光」の中で、
モッズとロッカーズの抗争の舞台
となった場所もブライトンである。
そして、私がブライトンを知る
一番のきっかけになったのは、
小学五年生の時に聴いた、
クイーンの「ブライトン ロック」である。
1974年度作品、
クイーンの第3作目アルバム
゛シアー・ハート・アタック゛
のオープニングを飾った曲だ。

私の姉が、ロジャー・テイラーの
ファンだったせいで、
デビューアルバムからリアルタイムで
聴いていたのだが、
「ブライトン ロック」は、
小学生の私にはあまりにも刺激的で、
それ以来、日本の歌謡曲が聴けなくなってしまったぐらいだ。
ビートルズの時は、
そうでもなかったのに…。
゛津軽じょんがら節゛と呼ばれる、
ブライアン・メイのギターソロには、
ゾクゾクさせられたものである。
その後、クイーンのライヴではこの曲が、
ハイライトとなっていくのだ。
しかし、私の好きなクイーンは、
残念ながらこのアルバムまで。
それ以降、数々のヒットを連発し、
名実共にビッグバンドになっていくにつれ、興味が失せてきたのである。
そのアカデミックさや、ポップさが、
鼻に付くようになってきたのだ。
あぁ、初期のクイーンはホントに
刺激的でカッコ良かった…。
私にとってその象徴が、
「ブライトン ロック」なのである。
ブライトン ロック、ブライトン ロック、
ブライトン シティ、ブライトン シティ…
だからこのTシャツ、
私には紛れもなくロックTシャツなのだ。
やっぱり…
捨てられない❗
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