とどまる気配がない。
これは今までのトレンドと違って、
軽くて履きやすいからラク、という
カラダに直接訴える効果があるから、
なかなか終わらないだろう。
やっぱり一度体感したラクは、手放し難い。しかもトレンドという免罪符付きだ。
その結果、街中で同じスニーカー履いてる人が目立つ。ショップの品揃えもしかり。
まさに、パンデミック状態だ。
ファッションとしてのスニーカーを分析
すると、大きく二つの潮流に分けられる
のではないだろうか。
一つは、スポーツ系ブランド。
ナイキ、アディダス、コンバース、プーマ、ニューバランス、etc…
パンデミック状態はこっちの方だ。
そしてもう一つは、欧州の軍用スニーカー系だ。こっちはパンデミックどころか、
どこの店行けば買えるの?っていう感じ。
はっきり言って、地味です。
分かりやすいブランドロゴもないし。
手間かかるから生産数少ないし。
でもね、ファッション通のあいだでは、
むしろこっちの支持者が多いのも確か。
前回の記事で紹介したマカロニアンも、
こっち派なのだ。
ジャーマントレーナーは、その代表だ。
1960年以降、ドイツ軍の正式トレーニングシューズとして採用されていた。
高い機能性とシンプルな外観から、
ファッション業界に根強いファンが多く、
ハイブランドのマルタンマルジェラや
ディオールオムのデザインベースにした事でも知られるのだ。
メンズビギでは一昨年別注品を展開した。
今やキレイめスニーカーの王道である。

そして、今シーズンは、
「リプロダクション オブ ファウンド」
への別注が注目だ。

この ブランドは、
ミリタリーアイテムを中心に、普遍的なアイテムを見つけ出し(FOUND)、
現代的に再現(REPRODUCTION)させてリリースしている。
出来立てホヤホヤブランドだけど、
業界内ではかなり注目されている。
数多くの軍用トレーニングシューズを生産していたスロバキアのファクトリーで、
丁寧にハンドメイドで生産されているのだ。
メンズビギでは、
1990年代のイギリス軍で使用されていた、
通称ブリティッシュトレーナーを別注。

アッパーの何層にも重ねたレザーにより
抜群の耐久性を誇る。

ロゴには品名、国名、年代を記載。

ホワイト

ネイビー
価格…¥22,000+税
ファッションの世界において、
ブリティッシュがジャーマンに負ける
わけがない。
人気が先行したジャーマントレーナーに、
ブリティッシュトレーナーが猛追する可能性が大なのだ。
さらに、もしフレンチトレーナーが加われば、ドイツ軍の牙城は切り崩されるに違いない。
この、大人顔した
ブリティッシュトレーナー、
こんな方にオススメする。
1…子供や学生と同じ、量産されたスニー カーに抵抗がある方。
2…周りの人と差別化を図りたい方。
3…スニーカーと言えど、上質なモノを取り入れたい方。
4…様々なコーディネートに会わせたい方。
5…女性にモテたい方
(結局これに尽きる❗)
ブリティッシュトレーナーは、
こんな欲張りな注文にも難なく応えてくれる、懐の深いヤツなのだ。
それにしても…
メンズビギの別注品や品揃えは、
先見の明というか玄人好みが多いなぁ。
メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより