毎年内容は変わるのだが、さすがにクリスマスソングだけを一日中、しかも約1ヶ月毎日というのは、
クリスマスへの夢や幻想などとっくの昔に消え失せたオヤジの私にとって、かなりキツイものがある。
ところがである。
今年のクリスマスソングの中で気に入った曲が1つだけある。
この声と独特なメロディラインには聞き覚えがある。
もしやと思い、帰りの電車で調べてみると、やはりそうだったのだ。
それは英国ロックの至宝゛XTC゛だったのである。
パンクムーブメント後のニュー・ウェーブの先駆け的存在のバンドで、私の大好きなバンドの1つ。
XTCの特徴はなんといっても、ビートルズ伝統のキャッチーでポップな英国風メロディやハーモニーだ。
でも、ただのポップバンドと決定的に違うのは、エッジの効いたバリバリのギターサウンドに、鋭くタイトなリズム、ひねくれたユーモアやポップセンス、凝ったアレンジなどが、唯一無二の存在にしている。
特に80年代の一時期は、どのアーティストよりも革新的な音を出していたし、他のミュージシャンへの影響力は絶大だろう。
玄人好みのようで、誰にでも親しみ易く聴きやすいのだ。
ビートルズもそうだが、どうしたらあんなにたくさんの、いいメロディが思い付くのか、首を捻りたくなる。
なのに、何故かセールスがイマイチなのは、やはり本人達がひねくれているからだろうか。
スイマセン。ロックの話になるとどうしても走りがちです。
本筋に戻そう。
この゛XTC゛のクリスマスソング、
実は、1983年に゛スリー・ワイズ・メン゛の変名で発表された曲だそう。
だから私も知らなかった。
そしてこの曲のタイトルは、
「Thanks For Christmas」
XTCらしさ満載で、キュートで楽しい、キラキラ、ワクワク、ハッピーな気分。
オヤジの私でも、クリスマスが待ち遠しくなるような一曲なのです。(悪いかっ?)
関係ないけど、最近西友のBGMでも゛XTC゛が流れているそうだ。
残念ながらウチの近くに西友はないのだが、セキ薬品というドラッグストアのBGMが最近密かに気に入っている。
ここのは、オリジナルの歌モノで、スーパーなどのチェーン店にありがちな、おざなりな曲と違い、しっかりと作り込んでいる。
特にメロディは、とても哀愁を漂わせウェットな感じ。
中盤辺りから徐々にドラマチックな展開となり、その後のクライマックスを予感させる。
この時点で私は、買い物どころではなくなり、立ち止まって耳をダンボにする。
そしていよいよ最後のサビ「🎵チューリップ~マークの~🎵セ~キ薬品~🎵」は一緒に口ずさみ、感動のフィナーレとなるのだ。
クセになる。
メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより
メンズビギ マルイシティ横浜店7F
(JR横浜駅東口徒歩すぐ)
TEL 045‐442‐0137
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