時々ランチを食べに行くのだが、そこのパスタが絶品で、私が好きなのはベーシックなペペロンチーノ。
パスタはペペロンチーノに始まりペペロンチーノで終わると言われるほど、料理人の腕が試される一品。
私はその味をどうしても家で再現したくて、今年は休日のほとんどの昼食を、何かに取りつかれたようにその試行錯誤に費やしている。
私は学生時代、様々なバイトしていた。
もう30年以上前のことだが、銀座の割烹料理店の皿洗いに始まり、パン工場、ウェイター、市場調査員、紳士服店など。
当時まだ珍しかった深夜営業のコンビニでは、真夜中の一人勤務時に、カウンター内のアメリカンドッグを無断で食べたのを、防犯カメラを見た店長にバレ、馘にされたり…
その中でも一番長続きしたのが、高級住宅街で有名な世田谷区成城のスパゲッティ屋さん。
土地柄か、有名人のお客さんも多かった。
その店で一人で厨房を任されてたぐらいなので、多少は腕に自信があるのだが、最近のパスタは昔より確かにウマイ。
さて、そのペペロンチーノ、最初はなかなかうまくいかず食材のせいにしていたが、執念の研究が実り、数ヶ月後には明らかに味が変わってきた。
最初の頃、食べ残したり、別メニューにしたりしてた妻に「これならお店に出せる」と言わしめたのだ。
美味しくなるコツは長くなるので省くが、簡単に言えば食材や調味料の量とタイミングと火加減だ。このバランスを体得すれば味がぶれない(エラそうに…)
そして今日のお昼もペペロンチーノ❗

ニンニクは包丁の腹で押し潰す
と皮がキレイに剥ける。

ニンニクと赤唐辛子で風味をつけたオリーブオイルに塩分たっぷりの茹で汁を加え、乳化させる。

仕上げに自家製バジル

今日の皿は、大好きな小鹿田焼。

なんか写真だと不味そうだなぁ。
ところで、スパゲッティがパスタに変わったのは一体いつなのだ⁉
ついでに、昔はみんながファーストフードと言ってたはずなのに、いまや何事もなかったかのように、しれっとファストフードと言ってるのは一体どういうことなのだ⁉
メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより