昨日は、学校後


”イギリス年金セミナー”


に参加してきました!



感想を一言で言うと・・・年金制度、イギリスも複雑なのね・・・といったところでしょうか。


日本でも複雑怪奇な年金制度。


元をたどれば、年金制度がスタートした時(S17年)の目的が、戦費調達でした。


つまり戦費を稼ぐために給料から年金という形で源泉徴収していたのです。


しかし、その頃の日本人の平均寿命は今よりもはるかに短く60歳よりも手前。


寿命よりもかなり長生きしなくては、払った分の元を取れない仕組みになっていました。


時代は変化を繰り返し、年金システムの変更や平均寿命の変化、女性の社会進出などを繰り返し、

経過的加算という名のマジック(システム変更に伴い、急にすべてを替えるのではなく、様子を見ながら)

を使いながら・・・今の制度が成り立っているわけです。



日本とイギリスの間には「日英社会保障協定」というのがあり、


日本の事業者からイギリスに5年以内という形の派遣であれば、日本の厚生年金をそのまま

適用できるという決まりがあります。つまり、3年などの期間が決まった駐在員であればこれが適用になります。


しかし、我々夫婦の場合これが適用にならない!!!


え?ということは、イギリスの年金を勉強しなくてはいけない・・・!!!


ということで行って来たわけです。




イギリスも年金の仕組み自体は日本と一緒です。


1階が基礎年金となる、Basic State Pension

2階がいわゆる厚生年金にあたる、State Secoud Pensionです。

その他に、個人年金をかけてるというのが多いようです。


また昨今の財政赤字を受けて、支給開始年齢も段階的に引き下げられ、


2024年以降は男女ともに68歳になります。

(日本よりも3年遅いですね)


そして日本と大きく異なる点は、


日本では最低支払わなくてはいけない期間が25年、満額で40年の期間が必要ですが、


こちらは、満額で30年、また1年でも支払った期間があれば、

1年につき30分の1という形で将来年金が支払われます。


また日本と違ってこちらの人はよく転職をする


その場合は企業が掛けている2階の部分も変わってきます。


そうすると個人年金に移し変えたりして調整したりすするようです。



いずれにしても日本人よりもはるかにリタイアメントプランを積極的に練っているし、


専門家にもよく相談します。



日本も終身雇用制度はすでに崩壊といっていいし、企業年金も先行き不透明です。


リタイアメントプランの大きな課題は


「とにかく時間が必要」


つまり、貯蓄をするのも、年金をかけるのも、長い年月がかかってこそのものなのです。



あー、このイギリスの年金システムの勉強とリタイアメントプランを考えなくては・・・。


資料が英語なのがかなりやる気を損ねます。


しかーし!夢の素敵な老後!素敵なセカンドプラン!


私の個人的な目標は、リタイア後は船旅とかしたいんです!


のんびりと・・・。日本でいう「飛鳥」みたいな・・・。


よーし!がんばってプランニング!ですね!



昨日、セミナー会場で久しぶりに読んだ日経新聞です。


アジアの情報がいっぱいつまっていて面白かった!&懐かしかった!


やはり日本語はありがたい・・・ですね。



橋浦多美オフィシャルブログ「Economic diary」by Ameba-日経
(日経欧州版5月18日朝刊)