【お箸のじょうずな選び方】を運営しております、あなたのお気に入りショップの木野謙一です。
私の故郷、福井県は日本海の若狭湾のリアス式海岸で海も穏やかで風光めいびな所です。
今は美浜や高浜・大飯などの原子力発電所のメッカとして有名なのは皮肉ですね。
地理上で京都に近く、京都文化がこの地域に根ざしております。
特に小浜(オバマ)は、京都と港をつなぐ「鯖街道」なるものがあって小浜の港で採れた新鮮なサバを京都まで届けるのに、焼いたり酢で〆たりして長い街道を徒歩で京都まで運んだという歴史があります。
今でも小浜市内で商店街の一角に「鯖街道起点」があり、ここから京都に向けて街道を進んだということだそうです。
ここでは、いたるところで焼サバを店頭で焼いており、いい匂いがして旅情をかき立てる風情です。
もう一つは、若狭塗箸の発祥地ということです。
江戸時代に時の小浜藩主が「若狭塗箸」と命名して、製造の普及を行なったということです。
若狭塗箸は現在、全国塗箸の80%以上を生産しており、まさにお箸のメッカが小浜ということです。
お箸の専門店はいたる所にあり、スーパーや雑貨店、道の駅にもお箸が並んでいて正に「お箸の国」という町です。(住民は全国一お箸をたくさん購入するそうです)
また、お箸の資料館やお箸メーカーのショールームなどもあり、お箸の歴史や実際に作っている現場を見ることもできます。
そのような地で生まれ育ったこともあって、昔からお箸は身近でしたが、ことさら関心もなく、離れた東京にいてもあまり気にならなかったですね。
それから実家は無くなり、年一回の墓参りでの帰郷でしたが、年を重ねるたびに何か故郷に寄与できることがないかを考えておりました。
食べ物などの名産品を販売することも考えましたが、ぴったりくる商材がなくあきらめかけていました。
今年2月頃に新宿京王百貨店で恒例の「福井県物産展」が開催されました。
いつも出かけていましたが、今回は頭にこのことがあったため何か探したいという思いで見て回りました。
模擬店でにぎわいがあるのはやはり食べ物類でありました。
それらの店を一巡した後に、「若狭塗箸」のお店が目に留まりました。
ああ!お箸も福井の名産品なんだ!
そのお店に立ち寄り店員さんに若狭塗箸のことを色々聞き、2膳の夫婦箸を買い求め家路につきました。
帰宅後も、この商品を取扱うかどうかを考えてみましたが決めきれず時間だけが過ぎていきました。
それから時間が経ち、決心したのは夏頃でした。
お箸を買ったお店に電話をして取引の依頼をしたところ快く受けていただきました。
それから、サイトの準備やサンプル商品購入、写真撮影、サイト構築など、時間をかけてようやくサイトをリリースできました。
2月から半年経っていました。
長くなりましたが、故郷への郷愁の思いが若狭塗箸という伝統品を取扱ことで、故郷とのつながりができことを光栄に思い感謝しております。
この事業を発展させて少しでも故郷への恩返しができればいいな、と思っている今日この頃です。