虐待を受けて育った人のブログ -2ページ目

虐待を受けて育った人のブログ

僕は父と継母から虐待を10年以上受け続けて育ちました。児童相談所や児童養護施設を経て、高校は働きながらなんとか卒業。社会に出たものの周りに溶け込めずに失敗を沢山してきました。そんな僕の過去と現在について書いています。

講演会の際にいただいたご質問で、時間の関係でお答えすることができなかった質問はこちらで回答させていただきます。

内容によっては他の方も知りたいと思うので、是非ご参考ください。


⇒これまでのご質問はこちらです

 

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【質問】

父との交流で辛くなったりしませんか?また、お父様は弟のたかしさんのことをどう思っているのですか?

【回答】

父とは2016年に再会をして、その3年後の2019年に亡くなりましたので、3年間の交流でしたがその間辛くなることはありませんでしたが、私が怒ることはありました。というのも考え方などを押しつけがましく言ってくるのでそれが鬱陶しいと思って伝えていました。「そういう所が人が離れていく原因だよ」って。たかしのことは、とても申し訳なく思っていると言っていましたが、あの時はとにかく心の余裕がなかった…とも言っていました。

当時働いていた会社が超実力主義の営業会社でありながら、子ども2人を父1人で育てていました。

 

 

【質問】

父親支援でやりたいことを教えてほしいです。(例えば、母親支援でうらやましいこととかあれば)

【回答】

まだ模索中ではありますが、

・子育てアドバイザー

・自己肯定感カウンセラー

この2つの資格取得での”子育て”と”自己肯定感”についてを学びを生かし、

「虐待をする親を生み出さないために」

結婚を考えている夫婦、出産を控えているプレママ、プレパパ向けに「自己受容」と「相互理解」

を目的としたワークショップを開催しています。

母親支援でうらやましいことは、父親になる方への動機付けが女性に比べて難しいと感じています。

だからこそ、プレパパの時が最も参加する可能性が高いと仮説を立てております。

 

 

【質問】

虐待経験が多かったため、人に対する不信感が強いと思っていますが、普通の家庭を持つこともとても勇気が必要だろうと思いました。どうしたら普通の人生を歩む勇気を持ちますか。
【回答】

私も普通の人生を歩める!私は幸せになれる!って自分自身を信じてあげること、そして口に出すことです。

その後はひたすら自己研鑽に努めることですかね。私は人間としても未熟だし、仕事も未熟だし、親としても未熟だと思っていました。なぜなら、普通以下の家庭環境で育っているから。親からの教育はなにもされていないから。でもそれについて1つ1つ向き合い、必要なら学んでいけばいいだけなんですよね。だからこそどんな人でもリスタートできると思っています。捉え方を変えることはいつからでもできますから。

 

 

⇒これまでのご質問はこちらです

 

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◎自分についてを知ることができるワークショップを開催しています。

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⇒ご興味がある方は、こちらからお問い合わせください

 

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先日、こども家庭庁の虐待防止対策課でお話をさせていただきました。

 

課長や主査の方を始め、こどもの心のケア専門官、児童福祉専門官、

一時保護係、児童相談係、ひとり親家庭等支援担当の方向けに、
・虐待が起きていた家庭の中の様子
・どんな気持ちだったか
・外部が気が付けるポイントについて
・社会に出て困ったこと
・リスタートできた過程について
・虐待を受けた人について知っておいて欲しいこと
等についてをお伝えしました。
 

最近、講演会で質問カードを配布しており、

時間があれば会場で、時間がなければブログで全ての質問にお答えしています。

今回もかなり色々な質問が来ていますので、

これから少しづつではありますがお答えしていこうと思っています。
⇒「質問にお答えします」の記事はこちら
 

また、昨年からコツコツと

「虐待する親を生み出さないためのワークショップ」を開催しているのですが、

今回はワークショップもセットで行いました。

⇒「ワークショップを始めます」の記事はこちら

 

「虐待を受けた人の回復のためにも虐待予防のためにも自己理解が必要なのだとわかりました。本日受けたワークショップは、子育て教室や学校教育など、取り入れられる場面がいろいろありそうだと思いました」「啓発や研修の際にひとつの方法として活用できるのではないかと思った」等のありがたいお声をいただきました。

 

 

 

引き続きブラッシュアップしながらも、

これからはコツコツと営業もかけていこうと思っています。
 

 

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講演会の際にいただいたご質問で、時間の関係でお答えすることができなかった質問はこちらで回答させていただきます。内容によっては他の方も知りたいと思うので、是非ご参考ください。


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【質問】

私は実習先が児童心理治療施設でした。今でも入所待ちの子は多く、他県からも来るぐらい、施設数も少ないです。今回、お話を聞いて、児童養護施設で止まらず先の施設につながることができたら、また違ったのかなと思いました。ありがとうございました。

【回答】

仰る通りですね。私も児童養護施設の先の施設に繋がれたら違う結果になっていたと思います。とはいえ、もしかしたら児童養護施設の先の施設があったとしても利用はしていなかったかもしれません。それでも困った時の「選択肢」には少なくともなっていたはずです。選択肢があれば「頼るところがない」という精神的なプレッシャーがなくなり早計な判断もしなくて済んだと思います。

 

 

【質問】

大人になってから、お父様に会いに行ったのはどのような思いからですか。幼少期やそれ以降にお母様に対して怒りの感情とかはありましたか。
【回答】

「虐待行為をしていた当時の心情を聞いてみたい」という思いからです。子育てを通じて、子どもが可愛いと思いました。でもそう思えば思うほど、父の気持ちが益々理解できませんでした。自分の子どもに手をあげている時、どんな事を考えていたのか?「親と子」というよりは「虐待加害者へ取材をする」という気持ちで会いに行きました。そして母に対しての怒りの感情はありませんでした。怒りの代わりにあった感情は、「どうしてお母さんはいないの?」「なんで迎えに来てくれないの?」などの疑問や寂しさや悲しさの感情ばかりでした。

 

 

【質問】

今現在は、周囲の優しさや親切さに触れたとき、疑心暗鬼になることなく受け取れるのか、心を開けるのか気になりました。

【回答】

今現在は疑心暗鬼になることなく素直に受け取れますし、心を開いたオープンマインドで何事も取り組んでいます。ただ、20~30代半ば頃まではとても疑い深かったですし、人に心を開きにくかったです。”人に心を開くこと=人を信じること”だと思うのですが、人を信じるから人の優しさも素直に受け取ることができるのかなって思います。私は「今」があるのは、これまで沢山の人に助けられてきたからだと思っています。一方で沢山の人を傷つけもきたと思っています。本当はこれまで傷つけてきた人1人1人に謝りたい位なのですが、全員にそれを行うのはなかなか難しいし、そもそも謝っても済まないこと。それであれば、せめてこれから出会う人には優しくしたい…そして相手をまずは信じよう!と心に決めて生きています。それが疑心暗鬼にならず、そして心を開ける理由になっていると思います。

 

 

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講演会等の際にいただいたご質問で、時間の関係などでお答えすることができなかった質問に今後はこちらで回答させていただきます。

せっかくいただいた質問ですし、内容によっては他の方も知りたいかもしれないと思ったので、このような形にしました。

 

⇒これまでのご質問はこちらです

 

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【質問】

被虐当事者がそのような家庭を支援していく上でフラッシュバックが起きるなど苦しいことがあると思うのですが、その気持ちにどう対応していけばよいとお考えでしょうか?

【回答】

フラッシュバックが起きるのであれば、まずは専門家などに相談するなどして、ご自身のケアをしっかりした方が良いのではないかと思います。施設で育った人が大人になって施設の職員になり、同じような子と出会うこと苦しむことになった…という話を何件か聞いたことがあります。志を持つこと自体は素晴らしいと思うのですが…とにかく自分自身をまずは大事にして欲しいと思います。

 

 

【質問】

父と和解、継母はいかに?弟さんとは?

【回答】

父とは2015年に再会をして一応和解をしています。とはいえもちろん弟の隆ことは許していませんが。尚、父は2019年に亡くなっています。継母と義弟は2009年頃に会ったきりです。これからも多分会うことはないかな…と思っています。継母や義弟を恨んでいるという気持ちはありません。継母も継母で結構家庭が複雑だったようです。

⇒父と会った時の記事です

 

 

【質問】

お話の中で自分の過去を思い返してみると、助けを求めているが言葉にできないような子が居た。誰に対しても暴力的な子だったが、今思い返してみると向き合ってくれる人に出会いたかったんだと思う。実母とは再会することはできましたか?
【回答】

暴力的でありながらも助けを求めている子がいらっしゃったんですね。もしかしたら”伝える”ということに慣れていないのかもしれないですね。私は大人になって”助けの求め方”というのもよく分からなくて悩みました。じっくり時間をかけて向き合ってくれる大人と出会えたらいいな、って思います。母とは周りの方の後押しもあって2018年に再会しています。本当に会えて良かったと思いました。

⇒母と会った時の記事です

 

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私が行っているワークショップを受講してくれた方の声をこちらの掲載しています。

⇒ワークショップについての詳細はこちらです。

 

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【感想を教えてください】

・今までの自分を自分自身が認める経験がとても大切だと感じました。そして、自分を知ることで私がどのように生きたいかが分かってくると感じました(20代女性)

 

・すごく学びになりました(40代男性)

 

・自己分析が苦手な人でもできそう。ゲームから始まり、項目が予めあって、自分のことを振り返りやすかった(20代 女性)

 

・自分の過去のことを思い出すきっかけになって どんなことを考えて生きてきたのか、何が好きだったのか、何が大切だったのか それは今でも同じなのか、年齢と共に変化していく部分なのか、結果自分自身を構築しているものはどんな事なのかを知る機会になった(20代 女性)

 

・自分自身のことに向き合う機会は中々ないので、とても良い機会でした。パートナーや他者に、もっと自己開示できるようになりたいので、自分自身のことを知る、伝えるトレーニングとしてとても良かったと思います(30代 女性)

・自分を改めて見つめ直す機会になりました。記録として残るので、見返して自己成長に繋げたり、人生の歩みを労ったり出来ると思います。パートナーと分かち合うコンセプトもよいと思います(30代 女性)
 

・よかったです。ただ養護施設で行うなら事前説明をしっかりしないと夢を持つことを強制されるのはしんどいと思いました(30代 女性)

 

・今回2回目ですが、前回よりわかりやすく書きやすい印象でした。 自分の変化も気づけたしアイディアも出てきてよかったです(30代 女性)

 

・オンラインと実際に参加をした感想としてそこまで差は感じなかったが、オンラインだから参加したいという人はいるのかもと思ったので、回答のしやすさは今後改善の可能性があると思いました。ただ実際にその場で参加することに意味があるのかなとも思いました(20代 男性)


・自分の事を見つめ直し、大切な人と共有する事で新たな気付きがありました(30代 男性)

 

・学びにもなりました。楽しかったです(30代 男性)

 

・楽しく自己理解が出来ました。カードゲームが入り口なので、消極的な方でも、作業しやすいと思います(40代 男性)

 

・面白かったし、自分でやろうとするとなかなか一人では出来ないので助かりました(40代 男性)

 

・さらに自己研鑽に努めたい(50代 男性)

 

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【今回の学びは今後どう生かせると思いますか?】

・自分が何をしたいか、どうやって生きたいかを考えていくことに繋がると感じます。 たい焼きのゲームが個人的にとても面白く、ネガティブに考えがちなことをポジティブに捉え直すことで、少しは生きやすくなるのだろうと感じます(20代女性)


・夫婦関係、人間関係。これは生きていく上で必要なことだと思いました(40代男性)

 

・自分の事を理解することで、他人も大切にできる。深い人間関係を築く時に必要だと思う(20代 女性)

 

・自分自身やパートナーを理解する必要性を感じたので、自分がこれから何をしたいか等、パートナーと共有し合えるといいなと思います(30代 女性)

・自分のこと知り、気持ちをコントロールしたり、または他者に自分のことを伝える際に生かせると思います(30代 女性)

・利用者さん対応に活かせると思いました。(30代 女性)

・自分を見つめ直す、取り戻す時の糧にできると思っています。 落ち込んだ時こそ見るべきだなと(30代 女性)

・自分自身を受け入れる、より深く知るという行為は今後どんな事にも活かせると思った。 自分の人生を良くすることに繋がると思った(20代 男性)

・人生で行き詰まった時に見直したりすることでのメンタルコントロールなどに役立つと思います(30代 男性)

 

・自分が道に迷ったときに活用できるかなと思いました(30代 男性)


・仕事に活かして行きたいと思います(40代 男性)

 

・定期的に書き出したり見たりすると俯瞰的に見れて気づきがあると思います(40代 男性)

 

・人の理解を含め自分自身も振り返るように努力する(50代 男性)

 

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ワークショップは1人からでも対応可能です。

興味がある方は、こちらからお問い合わせください

 

 

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