妥当性確認
チベットのラサ市街です。ポタラ宮からの眺めですが山に木々は全くありませんでした。厳しい自然環境です。妥当性確認は設計(規格7.3.6)とプロセスの妥当性確認(7.5.2)で言葉として出てきますが特に悩ましいのが設計です。
まずプロセスの妥当性確認(7.5.2)は一般的には特殊工程といいまして製品の正当性を確認するときに破壊試験しかない場合、破壊することにより製品そのものの存在がなくなり困ることになります。このようなときに工程や手順が正しければ製品も正しいだろうと考えが妥当性確認になります。特殊工程は建設の場合、溶接、圧接、場所打杭、薬注、防水などがあります。要は正しい手順や有資格者で仕事をすれば問題がないだろうというものです。もちろん場所打杭、薬注などの破壊試験が困難なケースも妥当性確認が必要になります。
次に設計の妥当性確認ですが、設計は検証(7.3.5)がありますのでどうしても混乱してしまいます。検証は設計条件に対してすべて満たされているかを設計図で確認することですから単純な作業になります。では設計の妥当性確認はどうなるかといいますと簡単に言えば「顧客のニーズの確認」になります。お客さんへ引き渡した構造物がお客のニーズを満たしているかの確認です。
顧客のニーズを満たすために忘れがちであるが最も重要なものは暗黙の了解(規格7.2.1b)の確認です。これは例えば屋根工事をした場合に雨が漏らないとか、食堂でうどんを注文したときに箸が出てくるとか、言わなくても当然のことを行っているかが重要になります。結構この暗黙の了解を無視した設計はよくみかけます。
箸で思い出しましたが最近の飲食店では箸は二つに割れず中途半端な状態のものが多いですね。箸は二つにまともに割れて使えるものが「箸」であって妥当性確認がされていない証拠と思います。
記事がよければ Blog Ranking に1票をお願いします。Blog Ranking