2018.8.12〜16、九州熊本・八代に帰省していました。
二番目の兄が亡くなって以来の帰郷になるので、4年ぶりの帰郷になります。
連日、気温37℃の殺人的な暑さでした。
実家に着いて、まず向かったのが、私が子どもの頃の遊び場だった「八代宮(やつしろぐう)」。
八代宮は八代城の中にあり、後醍醐天皇の皇子の懐良親王(かねながしんのう)が西征大将軍に任命され、九州最後の西征府があったところ。
なので、私たちは八代宮のことを「将軍さん」と呼んでいました。「将軍さんに遊びに行こうよ」「将軍さんの近くの駄菓子屋さん」などというふうに…。
でも、此度帰ったら「八代宮」というのが通称になっていました。なんか味気なく、風情もないので、親戚じゅうの子どもたちに「八代宮は『将軍さん』なんだぞ」と触れ回ってきました。(笑)
後の時代になって、八代城は細川忠興の隠居地となり、その後、松井家が代々、後を継ぎました。
八代宮(将軍さん)の参道
参道から堀にかかる神橋を渡って
鳥居
狛犬さん
手水舎
拝殿
本殿
御祭神:懐良親王(かねながしんのう)
配祀:良成親王(りょうせいしんのう)
御朱印
子どものころ遊んだ城内、木々は手入れされているが、桜の木々など、立っている場所は50年前と同じ。
岩垣の上から
八代城の岩垣は石灰岩が用いられ、磨くと真っ白な岩垣なので、別名「白鷺城(しらさぎじょう)」ともいいます。そして、その白鷺城の岩垣の上に、白鷺が……なんという偶然でしょう!
白鷺
大天守の石垣
以上、「将軍さん」でした。