八重桜が見頃の柳町公園ー釧路八重と新品種

八重桜が見ごろを迎えた釧路柳町公園

　釧路生まれの八重桜「釧路八重」と派生品種をご紹介します。

釧路八重

　釧路市で造園業を営んでいた稲沢六郎氏によりエゾヤマザクラをベースに生み出された八重咲き品種で1981年に品種登録されています。

柳町公園Bブロック釧路八重(2022年撮影)

　柳町公園Bブロック(パークゴルフ場・噴水設置エリア)には樹齢30年近いものが数多くあります。

釧路八重の並木

※Bブロックでアジアからのツアー客が花見散策をしていたと聞いて驚きました。トイレ休憩だったのでしょうか。結構、散策路も傷んるんですよね…。

鶴菊桜

　釧路八重の並木を通り抜け、Bブロック駐車場横にある八重の大木にはこんな案内板が設置されています。

鶴菊桜の案内板

グーグルレンズにテキストを読み取ってもらいましょう↓

『鶴菊桜 (ツルキクサクラ) 』

Cerasus sargentii 'Tsurukikusakura'

2021年8月24日認定

この桜の母樹である “釧路八重 (花弁数 30枚~50枚)を基準として、釧路市内に植栽されている複数の個体の特性を比較・検討した結果、一樹中で八重咲と菊咲の花が混在する個体や、枝ごとに分離している個体などが認められ、さらに、原木と菊咲タイプのDNA型を解析したところ型が一致したため、枝変わり品種であることが判明。枝変わり部は釧路八重”とは鑑賞性が明らかに異なること、接木苗には菊咲中心の個体が存在することなど、 '釧路八重の花弁数 (花弁数 100枚以上) が増加したタイプであることから、新しい園芸品種として公益財団法人日本花の会第036号して認定された。

「緑いっぱい市民運動」世話人会

「桜援プロジェクト」2021

案内板のある鶴菊桜から

　１００枚以上の花弁をもつとされる見事な「菊咲」です。鶴菊の鶴は丹頂鶴に由来している。

※鶴は鶴でも東北海道クレインズは大変なことになってますが…

トイレ前、お花を摘んでも桜の花は摘まないでくださいね。

幣舞義美八重

　釧路八重を種から育成した「幣舞義美八重」は公益財団法人日本花の会第035号として2021年8月2日に品種認定。柳町公園Dブロックに移植されています。

▶︎サクラの新品種に「幣舞」の名　釧路の佐藤さん育成
✔︎咲いた😆https://t.co/n0hHOnGHEK
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— 北海道新聞報道センター@札幌 (@doushinhoudouc) August 6, 2021