母は去年の9月頃、何十年もの間久しく作ることがなかった紙のお人形を、なぜか突然作り始めました。
5歳ころから祖母(母の母)に教わった紙のお人形は、芯に綿を入れて半紙などで顔を作り、髪を結います。高島田、つぶし島田、桃割れ、丸髷などです。
頭が出来上がると千代紙の着物を着せ、帯を付けてできあがりです。
私も子供の頃に母に習い、いくつか作ったことがあります。
昔母が作っていたときは、「しぼ」を付けた半紙で髪を結い上げると、墨で髪を黒くしていましたが、今は白いままです。
母はティッシュペーパーで顔と髪を作り、有り合わせの包装紙で着物を着せていましたので、白い和紙や千代紙、水引などを持っていくと、とても喜んでいくつも作り、同じユニットの方や施設内の方に差し上げているようです。
私が好きで集めていた和紙や千代紙が、思いがけず役に立っています。
「これは日本髪を結ったことが無いと作れない」と言いながら、着物と帯の千代紙を選び、楽しんで作っています。
なぜ、突然思い出して作り始めたのかは謎のままです。





