栴檀(せんだん)の花 | もてなし // hospitality // おもてなし

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栴檀(せんだん)の花が咲きました。

 

 

 

 

 

 

我が家の「大島桜」や「白侘助」と同様に実生の木です。
種を植えてから始めて花が咲きましたので、新芽と一緒に出てきた蕾を蕾とは思わず、少し大きくなってから気づきました。

 

 

 

 

小さなベランダで、今年三つ目の花のプレゼントです。
It’s amazing!!

 

栴檀は「楝(おうち)(樗)」とも言い、古来より親しまれている花で、万葉集にも歌われています。

古名は「あふち」


「妹が見し 楝(あふち)の花は 散りぬべし わが泣く涙 いまだ干なくに」山上憶良

 

 

 

白と紫の花は小さく可憐で、甘い良い香りがします。

 

 

 

 

 

花が終わると青い実を付け、その形がとてもポップで可愛らしいのです。

秋の終わりに葉が落ちるときも、葉の付け根から淡く甘い香りがします。

 

 

冬には実が黄色になり、それもやがて木を離れ、何事もなかったかのように梢だけが冬の陽を浴びています。

 

 

             この実の一つから我が家の栴檀が生まれました

 

 

枝を切られてもまた枝を伸ばし、葉を茂らせて花が咲きます。可憐な花からは想像できないほど、生命力にあふれた木です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」の栴檀は白檀(びゃくだん)の事だそうです。