体軸回旋
最近はあまり紹介していませんが、以前は医療ヨガ「基本全身調整」が終わってから局所的に痛みなどある方にその方に合った「体軸回旋」を指導していました。
なかなか有用な方法なので紹介いたします。
医療ヨガでは
動脈を全身隅々にまでしっかりと流し、
滞った静脈やリンパ液を心臓に戻し
歪んだ姿勢を解消し、
精神的にリラックスする
といった観点で動き、他にはない動きをしています。
これらは結構、全身運動になっていますが、それでも首や腰など局所の凝りが残ることがあります。
そうした時に体軸回旋を行います。
これは横になって、凝りの強い部位を谷にします。
例えば腰に凝りがある場合、腹ばいに横になります。凝りのある腰から下肢を伸ばしたまま腰に力が入るように下肢を上げます。その状態で息を吐きながらゆっくりと前方に60度回旋し、息を吸いながら戻し、今度は息を吐きながら後方に60度回旋して域を吸いながら戻します。
それが終わったらストンと下肢を落とします。つまり急速に脱力します。
こうすることで凝りは直ぐにほどけて楽になります。
この原理は漸進性筋弛緩法の一種です。
漸進性筋弛緩法は、1920 年代にエドモンド・ジェイコブソン博士という人が、患者の焦燥感を緩和するために考案した「筋肉の緊張状態を制御し観察して学習する技術」です。
力を入れて急に脱力するこので筋肉を弛緩させる手法です。
局所的な凝りを速攻でほぐすには体軸回旋はとても有用ですのでせひトライしてみてください。