親子のコミュニケーションを

スムーズにして

隠れLD(学習障害)キッズの

成長を加速させる

 

発達科学コミュニケーション

トレーナー はしもと理英です。

 

 

 

 

家にいる時間が長くなると、

「このままで大丈夫かな」
「少しは外に出た方がいいんじゃないかな」

そう感じることはありませんか?

 

身体を動かしていない。
人と関わっていない。

そんな姿を見ると、

不安がどんどん膨らんでいきます。

 

外出しようと誘ってみても、

なかなか動けない。

どう関わればいいのか分からなくなる。

 

わが家の息子、

毎日 朝から晩までソファでゲーム。

ずっと身体を動かしていない。

このまま外に出られなくなるんじゃない?

 

親として子供の将来が不安で、

毎日のように犬の散歩や外出に誘っていました。

 

でも誘えば誘うほど、

「ムリ」
「いいわ」

と強く拒否される。

 

そのとき私は、

「あなたのペースでいいからね」

と声をかけながらも心の中は、

なんとかして外に出さなければと

ずっと焦っていたのです。


あなたのペースでいいからねと、

無理しなくていいよと言いながら、
でも外に出てほしいと思っている。


この声掛け、言葉と本音が一致していない状態。

息子の脳の視点で見てみると

この2つのメッセージを同時に受け取る

いわゆるダブルバインドの状態です。

 

子どもの脳は、二つの矛盾した命令やメッセージを同時に受け、

どちらを選んでも相手から否定され逃げ場がない状態になります。

 

脳は本来、安心できる状態のときに
前頭前野(考える脳)が働き、

やってみようかなと動き出します。

 

でも、矛盾したメッセージを受け取ると、

扁桃体(情動の司令塔)が反応し、

脳は防御モードに入ります。

 

すると考えるより先に

拒否する
止まる

という反応が出やすくなります。

 

もしこのまま、

「外に出した方がいい」        
「動かないといけない」

と、まだ不安が残っている状態で無理に動かそうとすると、

脳は一気に防御モードに入り、

拒否する
動かない
避ける

という反応がますます強くなります。

 

結果的に外に出ること自体が

ハードルの高いものになっていきます。

 

特に学習障害グレーゾーンの子どもは、

・自分のペースで整える時間が必要
・安心の土台があって初めて動ける

という特徴があります。

 

だからこそ大切なのは、

「どうやって外に出させるか」ではなく、

自分で動き出せる状態を守ること。

 

今このタイミングで関わりを変えることで、

「やらされる行動」から「自分で選ぶ行動」

へと変わっていきます。

 

動かすことよりも、動ける状態をつくること。

ここに目を向けることが、

結果的に一番の近道になります。

 

それまでは毎日のように外出しようと誘っていました。

今は外に出すことよりも、

今できていることを見ることに意識を変えました。

 

朝起きている。
ご飯を食べている。
家の中で笑えている。
チックも落ち着いてきている。

「できていないこと」ではなく、

回復しているものに目を向けました。

すると、少しずつ空気が変わっていきました。

 

丁度そのころ、幼馴染からハイキングのお誘いがありました。

何カ月も外にに出ていない息子にとって、

とてもハードルが高い外出だったので、

ほぼ無理だろうと腹をくくっていたのですが、

 

息子は3日間葛藤し、

「ずっと外に出ていないし、久しぶりに行く」

と自分で決めて動こうとしたのです。

 

当日の朝は、不安から突然足が痛くなり、

電車のホームで急に鼻血が出たりと、

不安から身体が全力で拒否反応を起こし、

情緒が揺れる場面もありました。

 

結果的に、久しぶりに外出出来た事は嬉しかったのですが、

それ以上に、その時「行けても行けなくてもいい」と本心で思えていたこと。

すると息子は自分で考え、決めて行動につながったことが嬉しかったです。

 

そのことがあってから、

以前は、何とか息子を動かそうとしていましたが

今は、動き出す力を信じて待つ関わりに変わりました。