古い引き出しの中身 | とり急ぎですが‥。

とり急ぎですが‥。

行動範囲が狭いながらもお出かけ&食べることが大好きで
めっきり「健康」が気になるお年頃の東京人です。

おいしいもの~手作り~スタバ~雑貨~ふだんきもの‥。
好きなものに囲まれて暮らしたーい。


幼なじみであり親友のフミから

「みんなで会おう!」 とメールがきたのが半月ほど前。


「みんな」 とは、フミ、ナミ、トシミ、そしてわたし。

全員近所に住んでいた小学校の同級生。



ナミには会いたかったけど、トシミには会いたくなかった。

なぜならトシミにはものすごくいじめられたから。


池袋から浅草へと転校してきたわたしをアイツは子分総動員で攻撃してきた。

帽子やうわばきはゴミ箱に捨てられ、ランドセルは隠され

背中を向ければ突き飛ばされ、歩けば足をかけれられて何度も転んだ。


負けず嫌いで転校前は男の子にも絶対負けなかったわたしは

悔しくて悔しくてなんども立ち向かったけど力では勝てなかった。

なぜならトシミは背の高い野球少年だったから。


その時に助けてくれたのがナミ。転校して初めてできたともだち。

トシミと幼なじみのナミが間に入ってくれていじめはなくなったけど

和解はできなかった。もう生理的に受け付けなくなってしまっていたから。



小学校を卒業し、全員同じ中学へ進学し、それぞれの友達ができた。

みんなそれなりにやんちゃだったけど、トシミはやんちゃを通り越してしまった。


中学卒業後、暴力団に入ってしまったアイツはもう別の世界の人になってた。

だから、連絡を取り合うことももちろんないし、関心すらなかったと思う。


大人になって存在すら忘れていた頃

地元の友から 「トシミ組から抜けて姿消したらしいよ」 って聞いたけど

正直そんなんどーでもよかった。





それから20年以上たった今年の夏、フミが偶然トシミと再会した。

昔話で盛り上がってみんなに会いたいってことになったらしい。

トシミは横浜から、ナミは都内から、フミは地元だけど

お店にうとい人なので、なぜかわたしがお店決めをすることになってしまった。


正直、行きたくないのに・・。

まぁ、いざとなったらドタキャンすればいいか・・。


地元がいいかなとも思ったけど、せっかくだからホットスポットの

スカイツリータウンソラマチの30階のレストランをお膳立て。




ちょうど前回のブログで書いた 「記憶の引き出し」

思い出したくなくて鍵をかけている引き出しだっていっぱいある。

トシミとのこともそのうちのひとつ。


何ごともなかったかのように、「ひさしぶり~」って笑えばいいのかな。

やっぱり関わらないように行くのをやめようかな。

こんなに頭を悩ませたのは本当に久しぶり。


前日まで悩みに悩んで出した結論は

言いたいこと言ってスッキリしちゃおうって。

突如こじあげられた引き出しからのぞく、消し去ってしまいたい黒い記憶。

「お前のせいでどんだけ苦しんだと思ってんだぁ~っ!」 って言って

引き出しごと捨ててやろうと。

人生の後半に持ち越すものかと。




そして昨日、待ち合わせの場所、時間通りに集まった4人。

第一声はトシミの 「○○(わたしの旧姓)変わってねぇなぁ」。

一番長い時間会ってなかったのはわたしとトシミだったから。

「トシミだって全然変わってないじゃん」 と社交辞令。

ほんとはすっかり優しいお父さんの顔になっていた。


一杯飲みながらお互いの近況や昔話をさんざん話して

ひと通り会話も尽きた頃切り出した。


「わたしなんであんなにトシミにいじめられたのかな?」

するとトシミより先にナミが口を開いた。


「トシミ、○ミ(わたし)のこと好きだったからね~~」

「トシミから預かったラブレター渡したじゃーん」



・ ・ ・ 。

本当にまったく全然これっぽっちも覚えてない・・。



「そうだよ、青い紙に書いて渡したじゃんよ」 とトシミ。



そう言えば、なんだか青い紙きれを中身も見ずに

シャツの胸ポケットに入れてて、そのまま洗濯機で洗っちゃったことがあった・・。




え、えええ~~っっ?!


軽く頭が混乱。



混乱するわたしをよそに

「いじめてるつもりは全然なかったんだけど

受け取る方がそう感じてしまうのならそれはいじめだよな。

本当に申し訳なかった、ごめん!」 と頭を下げるトシミ。


ちいさな男の子が好きな女の子のことをいじめちゃうって言う

よくあるアレだったわけ???


何十年も、鍵をかけてしまい続けてきた黒い記憶は

わたしの鈍感さと少年の恋心のかたちだった。





わかりづらいわ・・(-"-)




とり急ぎですが‥。

真下から見上げたら首が痛くなったよ・・。