当たり前のこと | とり急ぎですが‥。

とり急ぎですが‥。

行動範囲が狭いながらもお出かけ&食べることが大好きで
めっきり「健康」が気になるお年頃の東京人です。

おいしいもの~手作り~スタバ~雑貨~ふだんきもの‥。
好きなものに囲まれて暮らしたーい。


風は冷たくても、降りそそぐ日差しは暖かく

春の気配を感じられた今朝。


1年前のこの日、東京に住む自分たちでさえ

眠れずに過ごして朝を迎え

変わり果てた北の地の様子に、目を疑い言葉を失った。



去年の自分のブログを読み返してみた。


「普通の生活を送っていることに後ろめたさを感じる・・・

今自分ができることは少しの節電と少しの募金と自分の身を守る準備だけ・・・


そう思っていたけど、やれることはまだまだいっぱいある」


あれから1年、自分は何ができただろう。



姉妹のように付き合っている仲間、4人組のひとり

さっこの故郷は岩手県大槌町。

遊び人のお父さんのせいで苦労したお母さんを早くに亡くし

ふたりの兄もバラバラで連絡をとることもなく

「たまにはお父さんに逢いに行ってあげなよ。

きっとむすめに逢いたいと思ってるよ」 と言うわたしたちの言葉にも

「やだやだ、あんな人に逢いたくないし、田舎になんて行きたくない」

と、かたくなに父親を拒んでいた彼女。


そんな彼女のお父さんが被災した。


3月15日に被災者名簿に名前が載ったものの

壊滅的被害にあった大槌町、

連絡を取ることも現地へ向かうことも本人と確認することもできず。


「足が悪いし、亡くなった町長さんと一緒の場所にいたらしいし

きっと助かってないわー。」 とあっけらかんと話していた。


それから1ヶ月、ある朝さっこからメールが届いた。


「父親が生きて見つかったよ。今から岩手に行ってくる。ありがとう。」

って。


その後彼女は何度も故郷へ足を運び、

連絡が途絶えていたお兄さんたちとも、お父さんのことを通じて

連絡を取り合うようになった。

そして、ボランティアなんて縁遠いタイプの彼女だったけど

今ではまだまだ復興が遅れている地元のために活動している。


「あんな人だけどさー、おかげで兄貴たちとも再会できたし、

久しぶりにみんなで一緒に過ごしちゃったりしてなんか変な感じ。」

そんな当たり前のことを彼女は照れくさそうに話す。


子を亡くした親、住み家を奪われた人、故郷に帰れぬ人たち

心の傷はわたしなんかの想像では収まらないほどの深いものだろう。


情けないけれど、被災しなかった私にとって

これほど大きな災害を目の当たりにしても、学んだことなんてゼロに等しい。

日常のありがたさをもっともっと感じなければいけないのに。


被災地の方々に、一日も早く穏やかな日常が訪れますように。