6月15日(土)、午前5時になりました。朝もやがかかっています。

 

飼育している蝶ですが、昨日までの二日間は猛暑で神経を使いました。気温が上がるとどうしても母蝶が弱りますから様子を見ながら霧吹きで・・。

そんな中、先日から産卵していた北海道産のウラジャノメがとうとう昇天してしまいました。おなかもぺしゃんこですから限界だったのかもしれません。

 

産卵数を数えてみました。ここ数日はやっと数卵という状態でしたが、産卵開始から合計で99卵でした。

どれほど孵化するかもわかりませんので、孵化後に対応できるようとりあえず食草と思われるものを採取して鉢植えを準備しました。

 

北海道産のウラジャノメの裏面。

 

宮城県産の雌の裏面。

 

比較するため並べてみました。右が北海道産、左が宮城県産。

 

今回、蝶友のǸ氏から預かったウラジャノメの交配ですが、吹き流しではうまくいかず、やむを得ずハンドペアリングをせざるを得ませんでした。

偶然にも4セット交配できましたが、その中の1雌は翌日昇天し、もう一組は交尾状態が24時間を超えてしまい、その状態で雄が昇天し失敗しました。

 

偶然にも今回は宮城県産の雌が100卵近くを産卵しているとのことで、昨日孵化が始まったのこと。北海道産は小生が管理していますが99卵。目標に1卵足りませんでした。こちらも孵化するといいのですが。

 

今後のことですが、今年は昨年よりも夏は猛暑になるとのことで虫の管理に気を使います。どんな環境で飼育をすればよいのか暗中模索、試行錯誤の夏になりそうです。

 

 

鉢植にした麒麟草のジョウザンシジミですが、なんとなく食痕が気になるので確認してみました。卵はかなりあったはずですが何となく・・・。うーん、やはり密閉容器でないとだめかなあ・・・。

 

先日、蟻が幼虫を加えていたところを目撃したチャマダラセセリですが、かろうじていくつかは難を逃れた模様。ふうーですねえ。

 

ギフチョウの幼虫がまだいくつか残っていますが、この温度では成長が止まり死亡します。室内に取り込んでエアコンを掛けるか・・・。毎年のことですが良い解決策はないのでしょうか。しまっておいたコウオンキを探しましょうか。