6月1日(土)、5時になりました。今朝は小雨が。

仙台の今週の天気はなかなか晴れが望めそうにもなさそうな。

 

昨日はムシの世話も一段落し、ちょっと時間が取れましたので山形まで出かけてきました。

 

犬をのせて、7時半に自宅を出て、バタフライガーデンに向かいます。そして植物の生育状態を確認します。

この時期マメに手入れをしないとあっという間に背丈ほどの雑草がはびこります。太陽の光がさえぎられる状況になると成長が止まり、枯れてしまうこともあります。その植物に応じて光の加減を調整しないと・・・。

しかし、現実にはその時間がなかなか・・。

 

昨年は近くの方が見かねて草刈り機で道路際を・・。今年の春は入り口あたりに除草剤の痕跡が。こんなこともあり、先日はミニユンボを搬入して、多少の作業をしておりました。

そして、本来は使用したくないのですが除草剤を試験的に散布して。蝶の幼虫の餌を育てていますから物理的に除草をしたいのですが。

 

チョウアカの状態を確認してから山形に向かいます。

 

途中工事をしていますからいつもよりも時間がかかります。

 

9時30分、到着します。途中犬を起こして小用をさせていますから車の中ではおねしょをしないだろうと思いつつ・・・。

 

いつものように情報交換を。そして、ジョウザンシジミとチャマダラセセリの卵をいただきます。

エゾキリンソウに産卵しているジョウザンシジミの卵。あまりにも小さいので・・。

 

キンミズヒキに産ませたチャマダラセセリの卵。もしかしたら孵化しないかもとのお話を。

 

チャマダラセセリは現在小生の自宅の庭で交配実験をしていますがなかなか・・。この習性がつかめていません。滅びつつある蝶なのでなんかならないのかと・・。

 

どうしても交配ができない時はハンドペアリングも試さないと。ただあまりにも小さな蝶なのでそれなりの拡大鏡などの装置が必要になるかも。

 

今年はハンペをしばらくぶりでやむを得ず行いましたが、さすがに齢ですから気力不足と眼が疲れます。おまけに指先の微妙な動きが何とも・・。

クモマツマキのような種は雄の交尾期が露出していますから楽ですが、毛でおおわれている種はその気にさせるまで辛抱しないと。

 

そんな話をしているところにA氏が。先日のチョウアカのお礼と情報交換。直後S氏も。昨年の心筋梗塞からちょうど一年。元気そうです。またまた情報交換。

 

しばらくして帰ろうとしましたが、今度はそこにまたまた来客。がんに侵されているそうですが極めて元気そう。

チョウ好きの年寄りが5名集まってしまいました。ああだ、こうだと。途中から蛾の話も。

どうも昼までには自宅に帰れそうもなさそうな雰囲気に。

 

昼になってしまいました。

このタイミングで失礼することにして。

 

14時自宅に戻ります。のんびりとインスタントの食事を作って。

 

ムシの状況を確認し、餌の補給をして。

 

 

つるしてある吹き流しを見ますが、天気が悪いので蝶の動きが。今後晴れる予報もなさそうだし。どうしようかなあと。来週は今の蛹が次々羽化するだろうし、またまた時間が無くなりそう。

 

よしっ。自然交配はあきらめて。ハンドペアリングを試すことに。

しかし、この雄はおしりに毛が。うーん、雌は何とかなるとしてもこの雄がねえ。

把握器を開かせないと成立しませんから、あれこれ試して試して。よしっ、ちょっとその気が。

ただ、小生の眼では正確な場所が見えません。あきらめてダメかなと思ったらなんか動きが。おやっ、掛かったかな。雄が反応していますからいいのかも。

 

何とか・・・でした。虎の子の雌一頭。産卵してくれると嬉しいのですが。