6月13日(火)、今朝も小雨が。今日は昨日の後始末をしましょう。
昨日のことになります。
ブログを書いている途中で、蝶の食草のことが頭から離れず、準備せねばと、つい出かけることにしました。
昨年、かなりの幼虫がえさ不足のため体力を保持できず、期待通りの成果を得られなかったので今年は餌だけはあらかじめ準備しようと思っておりました。
春から、バレリアンの種を蒔きましたが発芽せず、何とか越年した鉢をガーデンに植えこみましたが、どうも量的に間に合いそうにありません。
代用のツルカノコソウも近場にはありますが、さほどの量ではありません。
数年前、大量に飼育した際は三日おきに三陸海岸まで餌の調達に出かけましたが、確認したところすべて刈り払われ環境が変化しておりました。
蝶友に相談したところ、釣りに行く途中の林道にはかなり自生しているので案内するからとのことでしたが・・。
通常なら、それではお願いしますと返答すればいいのですが・・。
うーん、どうしたものかとちょっと・・。
ここのところ仙台のコロナ感染者は増加傾向。しかも数日前に蝶友が感染。何となくピークに近いような状況があるような。おまけに孫も37度を超えていて。
こんな時は、単独での行動しか考えられません。
そのようなことで、犬を連れて出かけることにしました。
先日修理したプリウスで自宅を出ます。ラッシュの時間も過ぎましたのでそれなりに・・。教えていただいた地点は自宅から90キロ程度の距離にありますが、複数のポイントがあり、これらをすべて回るのは時間的に余裕がありません。グーグルで検索し、一ポイントに絞ります。
仙台から富谷、鹿島台、豊里を経由してポイント付近に。三陸道を走れば時間的には早いのですが、途中の杉林の林縁にも自生しているところがありますから立ち寄ります。
周囲を見渡しますが、雑草が生い茂り全く見つけることができません。それではと道路わきのスペースに車を止めて歩きます。数回繰り返し、峠付近に。
崖にそれらしき痕跡が。花穂が結実し落下傘状態で散り終わったような・・。一本引き抜いてみます。根元に葉が数枚。よしよし、見つけた。
ここにはかなりの株が見えますが、どうしようもない崖。こんな場合は道路わきにもあるはずですが・・。ありませんねえ。
確認しながら歩く速度で車を進めます。オオっ、ちょうどよいスペース。犬を降ろして散歩させて、ついでに持参した稲荷ずしを。
ここにはないなあと下を見ると。うん、あるじゃあ。ここは明るいので高さがなくて一見見ただけではわかりませんでしたが、地面にはツルカノコソウの苗が。しばらく拾います。
地面に乗っているだけなのでつまむとホイホイです。ランナーも延びていました。自生場所を確認できましたので帰ることにしますが、車をターンさせようとしたら、がけ下にクララが。うわあ、願ってもないこと。探さないとまずいと思っていた矢先にこんなところに。数枚のシャーレに取り込む分をカットして持ち帰ります。
自宅から下道で2時間半ですが、遠いような近いような微妙な距離。
修理したプリウスも27キロ/ℓ走ります。壊れないといいのですがねえ。
そして、本日は朝から虫の世話を。
先日産卵したオオルリシジミの卵も孵化して、幼虫が歩き回っています。
雌がクララの花穂の奥に産卵するため数の確認ができません。とりあえず花穂をシャーレに取り込み、這い出てくるのを待ちます。そうするとこのように明るい方に集まってきます。
この状態では餓死しますから、ある程度の数に分けて飼育します。幼虫は小さいのですが意外と逃げ足が速く、歩き回り、隙間があると脱走します。よっぽど居心地が悪いんですね。
シャーレに一本だけ花穂を入れて、とりあえず10頭の幼虫を。
この状態で大きくなるのを見ますが、クララは足が速いので注意が必要です。
三日おきに餌を交換しなければなりませんが、クララが近くにないので難儀します。
キマダラモドキの蛹です。そろそろ羽化です。
窓には一頭。一昨日は蛹だったので羽化は昨日かな。
午前10時近くになりました。
まだ小雨が。
種まきと鉢植えの一日になりそうな。