ここ一月ほど、土木工事やらバイクのレストアでなかなか余裕がなかったが、ようやく採卵に出かけることができた。
10月29日、午前6時、仙台を出て東北道を北上。前回あまり成果の上がらなかった盛岡周辺を横目にさらに北上。
初めての環境になかなか適地を探せなかったが、アチコチ走り回り、なんとかそれらしい環境に到着。目的はアカシジミとダイセン、そしてメスアカミドリ。
予定ではアカシジミを探索した後、カシワ林、最後にサクラを調査するつもりであったが見事に当てがはずれた。
車を林道に止め、ミズナラをたぐり寄せる。直径1センチ以下のところにおびただしい卵。しかし、ほとんどが何かに食べられた痕跡がある。約一時間、必死に探すがすべて寄生されている。オニギリをほおばりながら昼までになんとか50卵程度。この場所の寄生率はおそらく9割を超える。
友人が近くのマンサクを探すとウラクロが10数卵。丁寧に探す時間もないので軽く流す。
場所を移動して道路脇の手の届く程度のコナラに剪定ばさみを。するとべたべた。至る所に卵がついている。寄生も少なく、芽にも必ずついている。しかし友人も老眼のためすぐに疲れてギブアップ。
時計を見るとすでに14時。カシワ林を探す気力もなく、ましてメスアカまでは手が出せなかった。
今度は車中泊で後探索を計画しよう。走行距離680キロ。
落ち着いてから卵の同定をしたい。
画像上は葉の裏についてたアカシジミの蛹の殻。この枝にも約30卵
画像下はすべて寄生されたアカシジミの卵、約120卵。