3月19日(土)
市内の一部で水道が回復し始めたが我が家は31日まで通水不可とのこと。
ガスも施設が破壊されているため見通しはなく、トイレの水は雨水と雪を溶かして確保する。
おまけに汚水処理場も完全に津波で破壊され処理ができないとのこと。そのため最小限の水で流すようにとの呼びかけ。いずれにしても水はないのだが。
昨日、作業場に行く途中、秋保温泉入り口に入浴可能の看板を目にした。聞けば5時までとのことであったので今日家族で出かけることにした。避難所で世話をしている長男の帰りを待って出かけた。断水のためシァワーは使えなかったがつかの間のほっとした時間であった。
 
作業場に着くと、なんとギフチョウがカーテンに止まっている。部屋においていた容器の中の蛹が羽化していた。このような時にもかかわらず春が来ている。
 
今日もガソリンスタンドは長蛇の列。息子が並んだが品切れである。勤務地までのガソリンの確保に何時間もかかるとは。
明日はどこのスタンドが開くのだろうか。
 
近くのスーパーも品切れで店が開かず、水は給水車に頼る毎日。我が家は車が何とか動いているので我慢できるが、隣人のほとんどは高齢者である。
イメージ 1水10リットルを運べないのが現実でありパンも水も融通である。