腕時計遍歴91 人に魅力的に映る腕時計 | はし3の独り言

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腕時計に自転車、高校理科の話題が多いブログです。日常で印象に残った出来事も取り上げます。時間があって、気が向いた時しか更新できていませんが、ご愛顧よろしくお願いします。

 

 大の時計好きの私でも、「それ、いいですね。何て時計ですか?」、と、人に聞くことはまずない。時には失礼になる怖れもあるから普通は聞かない。

 

 だから、良い時計をつけていても、日常の生活で時計をきっかけに会話が始まることはめったにありません。

 

  ところが、周囲の人を振り向かせ、質問させてしまう魅力的な腕時計があるのです。

 

 発表しましょう。私の手持ちの腕時計のなかで、「声を掛けられる腕時計ランキング第1位」に輝くのは、グランドセイコーSBGR051です。ロレックスではないんですなあ。

 

 

 かつて、「最高の普通」をキャッチフレーズにしていた時代のグランドセイコー。遠目からは、まったくもって普通の腕時計です。しかし、ここが味噌、すぐに高級時計と分かるロレックスの場合は、「あっ、この人ロレックスつけてるんだ。本物かな?」、と、思うくらいで、きっと訊ねるまでには至らないでしょう。

 

 

 しかし、グランドセイコーは違います。会話の途中で、相手が、二度見、三度見して、ついには、「その腕時計、きれいですね…、どこの腕時計ですか?」、と、言わしめるのであります。

 

 

 特にこのSBGR051のようなシルバー文字盤のような飾り気のない腕時計の場合は、そういった人目を惹きつけるパワーが強いのです。

 

 

 たしかに、最初は気にならなかった腕時計が、きらっ、きらっと、煌めき、やがて燦然と輝きを発し始めたら、聞きたくなるのもうなずけます。

 

 

 

 他の高級時計のラインナップにくらべると、ちょっと厚かったり、地味に見えたり、ステンレス製のベルトがいまいちな感じがしたりと、買うときは、私だって、他のブランドにしようかな、と、思わなかったこともありません。

 

 でも、ものすごい精度で各部品が作られていて、スキがなく、目を凝らしてみれば見るほど、その美しさに驚かされるのです。

 

 とくに、この文字盤の素晴らしさ、針やインデックスの磨きのすさまじさ、他のブランドを圧倒するものがありますね。

 

 グランドセイコーは日本の高い技術力の結晶ともいうべき存在ですから、この時計に声がかかるたびに誇らしい気持ちになるし、腕時計に実を求めるならGSかなあ、と、思わされます。