いい一日 -よつばと!13巻と素敵な本- | はし3の独り言

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腕時計に自転車、高校理科の話題が多いブログです。日常で印象に残った出来事も取り上げます。時間があって、気が向いた時しか更新できていませんが、ご愛顧よろしくお願いします。

 単行本を買っている漫画は2種類。「宇宙兄弟」と「よつばと!」です。

 

 先週くらいに「宇宙兄弟」の27巻が出ていて喜んでいた矢先、今日、帰宅する途中でコンビニに寄ったら、「よつばと!」13巻が発売されていました。

 

 「よつばと!」は、なかなか13巻が出ないことで有名でした。愛読者は文字通り首を長くして新刊の発売を待っていたのです。(12巻が出てから2年半くらいかかっています)

 

 嗚呼、やっと続きが読める。

 

↑「よつばと!」13巻と気象関係の本

 

 「よつばと!」も「宇宙兄弟」も、クオリティーを大切にしている作品で、そのためなら休載を厭いません。

 

 ここ最近の傾向だと思いますが、商業誌によっては、作者を酷使し過ぎて枯らしてしまい、せっかくの佳作を台無しにすることを避ける傾向があります。「バガボンド」もそうですね。

 

 私は、この傾向をたいへん有り難く思っています。愛読者の応援と出版社の理解なくしてはなかなか良い作品は育ちませんから。

 

 創作のモチベーションは、クオリティを維持できるかどうかにかかっています。作者が作品に対する愛情を維持できなくなったら、きっとおしまいです。読んでいる方も辛くなってしまうでしょう。

 

 思い返せば、かつては商業ベースにのってしまったがために、苦し紛れな続き方をしたり、作者の創作意欲の衰えが隠せなくなった作品がたくさんありました。

 

 良作を世に残すことが出版社の本来の務めだとするなら、その仕事が全うできるような土壌が今後も残り、育ってくれることを切に願います。

  

 私はよい作品なら、待っても読みたい。今が、良いものを大切に育む時代だったと、後から評価されるようであって欲しいです。

 

 さて、今日は、夕食後に新しい「よつばと!」を読んで、心の充足を得ることができました。心の暖かさとか優しさにあふれた良心的な作風は健在です。絵もきれいに仕上がっています。よつばちゃんの言葉や、周囲のおとなたちの愛情と配慮にあふれた行動も、疲れた心を癒してくれます。

 

 「よつばと!」の作者である「あずまきよひこ」氏は、自分の作品をとても大切にし、アニメ化の話があっても丁重にお断りするのだそうです。それでいいのだと思います。

 

 そしてまだ、手元には、読みたい本が残っています。先日、本屋で見つけた気象の本で、「天気予報はこの日ウソをつく」、という素敵な本です。読書好きには、この上ない幸せと言って良いでしょう。

 

 さて今日は、職場で時間をあまり無駄にすることなく働くことができました。バタバタと追われるようにしていましたけれども、行動の一つ一つの質を保ち、前向きな気持ちと姿勢を貫いて過ごすことができた気がしています。

 

 加えて、ふとした時間に普段は会話の少ない同僚との団欒のひとときもありました。

 

 今日は本当にいい一日でした。仕事もクオリティを求めなくなったら、きっとおしまいです。

 

 明日も頑張ろうと思います。