先日のこと、私はつい、エアキング14000Mに茶革ベルトを着けてしまいました。
そうしたら、意外なことにハートのツボにストライクしました。
ロレックス・エアキングには純正のステンレス製のブレスレットがついています。
そのつけ心地の良さと言ったら、もう、極上としか言いようがありません。
これまで、いろいろな高級時計を腕に乗せてみましたけれど、エアキングを上回る代物に出会ったことはありません。
サブマリーナやエクスプローラーⅠもつけ心地は良かったですけど、エアキングの場合、たぶん34mmという小ぶりなケースサイズと重さが私に合っているのでしょう。心地よさは群を抜いていました。
だから、エアキングに茶革ベルトをつけてしまうなんて、ありえないことだと思っていたのです。
今思うと、ほんの出来心でした。
どうして?
そこにエアキングと茶革ベルトがあったから。、
この渋さ。黒の革ベルトですと、イマイチになります。好みだから人によるとは思いますが。どうしてでしょうねえ。
あと、ロレックスのオイスターケースによく似た時計はたくさんあるのに、全体的なフォルムのバランスまでは真似できません。
エクスプローラーⅠがそうであるように、エアキングも、どんな服装をしていても手元を引き締めてくれます。これが、他社の腕時計だと、そうもいかないのです。
バランスの崩れというか、どうしても腕時計に服装を合わせる必要が出てきます。
黒文字盤エアキング14000Mの場合、茶革ベルトにしても、バランスが崩れません。どんな服を着ていてもオーケーです。
つくづくロレックスはすごいなあと思います。
ロレックスと他社メーカーとの違いが何であるのか、説明するのは難しいです。
「妙」
そうとしか言えませんか。
ただ、ベルトを交換するために、ブレスレットを外したとき、カンのところに、材質をしめす刻印があることに気づきました。
それに、その部分の仕上げの丁寧さも。
ここは、フラッシュフィットというパーツに隠されて、見えない部分です。ロレックスだと、この部分まで手抜かりがありません。
偽造防止のためかも知れませんが、他社ブランドで、この部分に細工がしてあるのは、今のところ見たことがありません。また、それなりに古い時計であるのに、汚れの一片すらありませんでした。
やっぱり、手を抜かずに、究極を目指したものと、そうでないものとは、よく似たものでも雰囲気が違ってくるんでしょうね。