※性的描写有り。反転してお読みください※


(コンビニでぐったりして正体不明になってる女背負ったまま夜明かしする訳にもいかねぇし…

 春とは言え夜は冷えるから外で野宿なんかしてユーリに風邪引かせる訳にもいかねぇし…

 俺自身体力的に限界だし…、ただ休むだけだ、それだけだ。)


さほど広くないワンルームのスペースをほぼ占領している

キングサイズのベットに寝かせたユーリの寝顔を見詰めながら、

先ほどから何十回も、ここモーテルに入らなければならなかった理由を頭の中で反芻する磯良。


(大体、俺一人で悶々したって、当のユーリは呑気に寝てやがるし…)


そう思うと、何だか妙に腹立たしくなってきた磯良だった。


「ちくしょう…何なんだよコイツ。こんな簡単にホテルに連れ込まれたりして無防備すぎんだよ。

 俺があんなに必死こいて助けてやったってのに無意識のクセしてチューもヤダとか…

 オマケにぐーすか寝てるしよ~~~~(怒」


磯良は眠るユーリの鼻をつまんだ。

が、ユーリは一瞬苦しそうにしただけで口で呼吸し、一向に眼を覚まさない。

今度は耳をくすぐるが、くすぐったそうに「ぅあん」と言うだけ。

脇を突付くとさすがに「ふにぁ…ぁん」と寝返りを打ったが、やはり起きる気配は無い。


寝返ってよじった肢体と寝惚けているらしい甘い声に

磯良はゾクゾクと背筋に静電気のようなモノを感じつつ、

もう一度ユーリの鼻先を突付いて眼が覚めていないことを確認すると、

ユーリの顎を軽く持ち上げ口付けた。