みんなで | りっちゃん咲いた

りっちゃん咲いた

生後8カ月で劇症肝炎で亡くなったりっちゃんとの思い出を中心に、
日々の思いをつづっていけたらと思っています。

昨日の続き、去年の今日の話です。


病院のベンチで仮眠を取るのも少しは慣れて、1時間でも何となく

眠れるようになって迎えた朝。

7時台には、両方の母が到着して、午前中にはパパの父と妹も

来てくれました。


そこからは、りっちゃんの周りで常に誰かがついている状態で、

りっちゃんを囲んでみんなで過ごしていました。

先生からは、「いつ心臓が止まってもおかしくない状態」と

言われていましたが、不思議な感覚なのですが、

そうやって皆でりっちゃんの周りで穏やかに過ごしていると、

りっちゃんの体の中で何か奇跡が起こって、病気が治っていって

いるのではないか、という気持ちが湧いてきたのも事実です。


前日までとのりっちゃんの変化と言えば、鼻や口から液体が

出るようになったのでしょっちゅう拭きとってあげたり、吸引を

お願いするようになったことでした。


午後には、弟が自分の家に戻り、夜には他の家族も私たちの自宅に

帰ったので、その日はパパと2人病院で夜を明かしました。