転職するか悩み続けておりました。



誰かを傷つけてしまうことが怖くて

そのストレスで顔に水泡が出てきました。


ほっぺたにまでブツブツと気持ち悪い。


過去一汚ねぇ顔面に。


昔、本当に辛い時期を乗り越えた人達が、
私の席を用意してくれた。

ゴレンジャーの仲間に呼んでくれた感じ。


社長を中心に集まるメンバー。

黄色レンジャーを任せると言われた。


今の会社に何の不満もない。


みんな優しい人達。

仕事も楽しい。

何の不満もない。


何なら社長賞に選んで頂き現金を支給されたばかりの私です。辞めずれぇ。


でも。

それでも。


悔しい思いを忘れない。


会社の吸収合併により、肩を叩かれ、この会社に来れなかった人もいる。


その人がゴレンジャーの中にいる。


自分だけ、この大きな安全な船に乗っているという罪悪感と使命感。


共に悔しい思いをし、共に地獄のような時期を乗り越えてきた仲間が、バラバラになった。


私は残れたけど、しょせん余所者。

でもどの人も優しくて良い会社。

でも優しい人ばかりだからこそ、自分だけ残っている罪悪感がかなり強い。


クソ意地悪な人ばかりだったら「辞めて正解だよ」と言えるけど、真逆だ。


自分はここに居続けるから行けないなんて言える訳がない。


でも待てよ、転職したらしたで、いずれ転職先が知られた時に優しい人達に色々思われるであろう恐怖もある。


しかもついこの間、継続すると答えてる。



ても。


元々働いていたこのメンバーと働きたい。

私は元々このメンバーがいた従業員なので。


このメンバーが用意してくれた椅子に座りたい。


その椅子には、私しか座れないと思うんだ。


私が座る。


他の誰でもない、私が。


あの辛い時期を乗り越えた人から声をかけられて、断れるわけがない。


その手を取ろう。


最初から、断るわけないことは分かってたんだ。


辞める後悔と辞めない後悔、

辞めなかった後悔の方がやはり強い。


例えその会社がすぐなくなったとしても、辞めずにその手を取らなかった後悔の方が絶対に強い。


どんな結果になっても、私は差し出してくれた手を取りたい。


一緒に働きたい。

あのメンバーと。

もう一度。


条件なんてどうでもいい。


もう一度、

もう一度一緒に。


転職しよう。



自分だけデカい船に乗って、デッキから優しい仲間と一緒に、ゴムボードを漕ぐ昔の仲間を望遠鏡で眺めるようなこと、できない。


お前、そもそも、ゴムボートのメンバーだったんじゃないんかーい!


わっせ、わっせ、と私も一緒に漕ごう。


もう一度、新しく出航する。


転職を決意しました。


今日、デカに伝えます。