NHKの「100分de名著 サルトル」をみた。

 

よく人間は善であるだとか、人間は~しないといけないなど、人間の意味や本質を定義しているような言葉がある。

しかし、サルトルによれば「実存は本質に先立つ」というのである。

これは人間はこうであるという本質が先にあって存在が規定されているのではなく、実際のよくわからない人間があって、それに対して、人間自身が本質という意味付けをしているだけに過ぎないということである。

これに対しては自分自身も共感する点が多数ある。

 

簡単な例を出すと、日本の長時間労働問題が挙げられる。

日本の労働者たちは海外に比べ長時間労働にさらされている。

これの原因として、「人間は責任を果たさなければいけない」や「3年は働かないといけない」といったような人間を規定するような考えを経営者たちが発信し、それを正しいと漠然と思ってしまうからに他ならないと思う。

実際はサルトルの言うようにそのような人間を縛る言葉は全く意味がない。

漠然として人間の本質を他者から規定してもらうのではなく、自由になる人間が多くなることが日本の社会で必要なことなのかもしれない。

 

もちろん自由には責任や不安も伴ってくる。

一般的な思想に染まるのは自由ではないが不安ではないのかもしれない。

 

NHKの番組だけでは、まだ腑に落ちない点もあるので、実際に嘔吐を買ってみたので読んでみることにする。