メンタルヘルス対策上、「孤独感」は重大な問題です。

当ブログ2025年04月02日分「従業員の12人に1人が仕事で孤独を感じている」の再掲です。

 

〇 仕事での孤独感「ほとんどいつも」8%、

長時間労働・年収400万円以下などで強まる傾向

2025/04/19 読売

 

企業などに勤める人のうち、12人に1人が仕事で孤独を感じ、長時間働く人は割合が高いとする調査結果を、

東京大と北里大などの研究チームがまとめた。

長時間労働の場合、同僚との雑談や会食などの機会が限られて職場内での人間関係が築けなかったり、

精神状態の悪化が影響したりしている可能性があるという。

仕事での孤独感はコロナ禍以降、働き方の変化などに伴って注目されている。

調査は2024年10月、オンラインで実施し、企業や役所で働く約2万4000人から回答を得た。

仕事での孤独は「ほとんどなかった」「ときどきあった」「しばしばあった」「ほとんどいつもあった」の4択から選んでもらった。

その結果、「ほとんどいつもあった」と答えた人は8・3%(約1980人)だった。

週61時間以上働く人では15・8%に上り、週60時間以下の人と比べ約2倍となった。

男性は女性に比べ高く、未婚や年収400万円以下、30~50歳代で孤独感が強かった。

チームの川上憲人・東大特任教授(精神保健学)によると、

仕事での孤独感が強い人は、半年後の離職リスクが2・5倍になるとの調査結果もあるという。

川上特任教授は「長時間労働をなくすことが職場内外での人間関係の改善につながり、仕事での孤独感を防ぐ対策になる可能性がある。

離職防止になることも期待される」と指摘している。

 

◎ 従業員の12人に1人が仕事で孤独を感じている ――長時間労働者では孤独の頻度が2倍に―― 

東京大学 北里大学のプレスリリース

https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400259312.pdf

 

◆仕事における孤独感がどのくらいの頻度でみられるのか、またどのような従業員に多いのかはこれまではっきりしていませんでした。 

◆本研究では、日本国内の企業等に勤務する従業員約 24,000 人を対象とした横断調査において

回答者の8.3%が仕事における孤独感を「ほとんどいつもあった」と答えていました。

従業員の12人に1人が仕事で孤独を感じていると考えられました。 

◆週61時間以上働いている者では仕事における孤独感の頻度が特に高く、約2倍の15.8%でした。

 

概要 

東京大学大学院医学系研究科の川上憲人特任教授と、北里大学医学部の堤 明純教授らの研究グループは、

仕事における孤独の頻度とその関連要因を日本国内の企業等に勤務する従業員約24,000人を対象とする大規模な横断調査により明らかにしました。 

新型コロナウイルス感染症流行以降、仕事における孤独を感じる従業員が注目されるようになりました。

しかし、仕事における孤独の頻度やその関連要因は世界的にみてもまだ十分に明らかになっていませんでした。

本研究では、仕事における孤独(仕事における孤独感を「ほとんどいつもあった」と回答した者)は約12人に1人(8.3%)に見られることを報告しました。

また週 61 時間以上働く者では仕事における孤独を感じる頻度が約2倍になることを見出しました。 

研究成果は、企業等が従業員の仕事における孤独が少なくないことを認識し、孤独を予防する取り組みを考える上で役立つと期待されます。