二日目は朝6:35に小屋を出る。
竜宮までしばらくは正面に至仏を
見ながらの木道ウォーキング。
振り返ると、燧ケ岳の下に見晴十字路の
山小屋が小さくなっていた。
竜宮小屋を過ぎ、分岐を左へ。
鹿よけの防護網の向こうが
アヤメ平に続く登山道(長沢新道)だ。
この道は人が少なく、静かな尾瀬を堪能できた。
2時間チョイ歩いて稜線に出ると
対岸の山々が目に飛び込んでくる。
遠くにうすぼんやりと日光白根山がみえる
それにしてもブナの原生林の
新緑が見事なグラデーションである。
紅葉の頃に再訪したい。
チングルマ
昭和40年頃までは「天上の楽園」と
言われたアヤメ平だが、登山者の無知
からくる湿地への侵入で乾燥化が進む。
すべて失ってから、あらためて
昔の姿を取り戻す努力が始まった。
しかし、なかなか思うようには
いかないのが自然の難しいところ。
道中、最後のミズバショウの群落。
これを見て緩やかな尾根を
鳩待峠まで下る。
遥かな尾瀬 また来たい。