2月に人生57年にして、初・鳥取県。
行く気で行かないと辿り着けない場所、
それが鳥取。
偶然通り過ぎることは、まず無い。
そしてその時が来た。
市内での仕事を終え、身支度を整え、
JR鳥取駅に向かう。
鳥取と言えば、鳥取砂丘だ。
仕事に行く前に駅の観光案内で行き方を
聞いておいてよかった。そうでもしないと
16:20のバスに乗り遅れていた。
雪交じりの寒風が吹きすさぶ中、バスは砂丘の
ある海岸まで快適に連れて行ってくれた。
あー、初・鳥取砂丘、そしてその向こうに
日本海。びゅうびゅうと風は強いが、
なにか印象にのこる光景があった。
果敢にコート姿で砂丘を上るビジネスマン群。
きっと足元は革靴に違いない。
稜線には若い女性が風に背を向けている。
安部公房の「砂の女」を思い出した。