100分de名著 エドガー・アラン・ポー | そういえば・・・

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橋本商工株式会社の社長のブログです

ブルーレイで録画していた、NHK Eテレの

番組、「100分de名著」(毎月曜日 22:25~

22:50)を見ました。

エドガー・アラン・ポー

が特集されています。高校時代に読み、

小説の面白さを教えられた作家です。

 

wikiより

 

2回目の放送は、あの有名な

『アッシャー家の崩壊』でした。

いやはや、解説を聞きながらですが、

こんな話だったっけ、という気にも

なりながら、大変楽しめました。

 

この番組が便利なのはあらすじを

紙芝居仕立ての絵と朗読で読み

進めてくれるところ。

読んだことのない人にはあらすじを、

すでに読んだことのある人には、

もう一度読み返そうという気に

させるところです。

 

アッシャー家、解説の先生曰く、

まさに完璧な小説、

これを読まずして死ぬなかれ

(と言ったか?)、です。

たしかにスティーブン・キングの

『シャイニング』はこの系譜の小説で、

「シャイニング好き」としては納得

させられるところでした。久しぶりに

(すっかり)忘れ去られていた教祖様、

降臨、と思えた瞬間でした。

 

 

3回目放送は『黒猫』(本放送終了、

数回の再放送あり)、そして4回目の

『モルグ街の殺人』で終了ですが、

モルグ街に登場する探偵デュパン

の登場で、後世にシャーロック・ホームズ、

エルキュール・ポアロ、明智小五郎と

いった、個性豊かな探偵ものの推理

小説が発達し、さらにそれらのおかげで

ルパン三世、名探偵コナンがインスパイア

されて登場するわけですから、やはり

江戸時代の伝説の大師匠であり、

教祖様降臨の番組となることでしょう。

 

 

今回特集される4作品以外で、忘れられ

ないのに 『メールシュトレーエムの大渦

(メエルシュトレエムに呑まれて、とも言う)』

や、わたしが一番衝撃を受けた作品である

『黄金虫』があります。

高校時代に初読で受けた衝撃を懐かしく

思い出す、傑作中の傑作です。