読書㉘ 『人生のBGMはラジオがちょうどいい』 春風亭 一之輔著 (双葉社) | そういえば・・・

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橋本商工株式会社の社長のブログです

営業のお供は車のAMラジオ。

遠くへ行けば行くほどラジオを

聞いている時間は長くなるが、

ラジコ(radiko)の出現で、ラジオとの

付き合い方も様変わりした。

自分の好きな番組を過去一週間に

遡り、聴くことができるようになった

ことは大きな進歩である。

 

 

『人生のBGMはラジオがちょうどいい』

は、ラジコ出現のはるか昔、じかに

番組を聞くか、それとも(テープに)録音

して聞くか。二者択一で、不便だった

頃の思い出話だ。

 

 

著者の春風亭 一之輔 (敬称略)は、

現在の若手噺家の中でも、ちょっと

頭一つ、二つ抜けている実力者。

先日亡くなった柳家 小三治が(落語

協会)会長の時に、21人抜きで

真打に昇進させた。その時、34歳。

 

 

わたしの印象でも「一之輔にハズレ

なし」だ。必ず爆笑となる。特に

表情が良い。ドスのきいた声、

ブスっとした強面から一転、とても

可愛い笑顔に反転する愛嬌は、

この人の魅力だ。生で観たことの

無い人は是非経験されたい。

観ないと人生の半分は損している。

 

 

本編ではわたしが社会人になり、営業中

に(車中で)聴いていた懐かしい名前・

番組が思い出話とともに書かれてあった。

高嶋ひでたけ、玉置 宏・・・みんなLF。

そして塚越 孝(つかちゃん)の話は

ちょっと切ないレクイエムである。

 

 

いまや「春風亭」でググると、昇太、

一之輔、小朝の順だ。小朝を抜いた。

コロナも終わったから、また聴きに

行くとしよう。