将棋の藤井聡太2冠(王位・棋聖=18)が今春、
卒業を予定していた名古屋大教育学部付属高校
(名古屋市)を1月末で自主退学したことを発表した。
このニュースを聞いてアラン・シリトーの「長距離走者
の孤独」の一節を思い出した。
「~規則ってたって、どうせ奴らが勝手に作り
やがったものなんだが、いや、おれはどんなことが
あったって奴らに見せつけてやるんだ、誠実とは
どういうものかを。もっとも奴にはきっとわかるまい~」
(新潮文庫より)
クロスカントリー競技会で優勝を目前にしながら
走るのをやめ、感化院長などの期待に見事に反抗を
示した非行少年スミス。
なぜ、あとちょっとで卒業なのに退学したのか。
アナーキーは若者の特権だ。