サンフランシスコ出張 (シリコンバレー視察 2) | そういえば・・・

そういえば・・・

橋本商工株式会社の社長のブログです

ギラギラで野心一杯のシリコンバレーに拠点を

置く多国籍企業はとても多い。世界的な大企業は

そのイノベーション拠点をシリコンバレーに置き

情報の収集に余念がない。

 

 

われわれが訪問させていただいたのは、そんな

イノベーションとリサーチの拠点を設けている

日系企業である。

メーカー、商社などを回って話を聞いたが、感銘を

受けたのは、まずはその説明されている駐在員

(日本人)の方の利発さだ。とてもシャープなのに

驚かされた。当地の仕組みを頭ですべて理解している

感じ。であるから、説明も淀みなく、わかりやすい。

 

 

スタンフォード大学見学で同行された、小柄で見た感じ

可愛らしい若手駐在員氏と歩きながら話しをした。

彼の地の生活やら、なにやらを聞いたが、妙に何でも

知っていて面白かったものだ。

ワインの話も「ワイン好きな友達から聞いた話ですが」

と前置きをして、メチャクチャよく知っている。

(思わず彼のレコメンド(彼の友人のレコメンドかもしれない)を

翌日ナパで買ってしまったほど)

 

 

いわば日本を代表する企業の中の若手の有望株が

投入されている、といえば理解しやすい。

彼らは〝アンテナショップ″で日本の上席者に説明

する任があることは言うまでもなく、当地の情報を

キャッチし、会社の事業に反映させる。

 

 

それでも外資系企業の説明員の方に言わせると

「日本の会社はウィンドーショッピングしているだけ」

と辛らつな批評もあった。いいアイデアを見聴きしても

組織の壁に阻まれてしまうことへの皮肉である。

 

 

そういった話を聞くにつけ、こういった『スピード』と

『目利き』の仕事はオーナー、創業者といった強い

個性、または責任を取ることができる一部の者しか

対応ができないのではないかと思う。

仮にサラリーマンにそれだけの能力があったら

アントレプレナ(enterpreneur、起業家)になるだろう。

 

 

株を買うなら安くて、成長性のあるものに限る。

得てしてバブルの時の日本は〝名前″と〝ブランド″

に大枚をつぎ込み、失敗していったものだ。

『ボーっと生きてんじゃねーよ!』という、5歳の

女の子のセリフが身に沁みます。

 

 

アメリカ(世界)の若者が、自分のやりたいことに没頭して

生み出した、全く世の中に出ていない価値に『価値』

を見出す能力は、凡庸や中庸の中からは生まれない。

減点法の企業では、まーとても無理な相談で、

シリコンバレーに拠点を多くの日系企業でも、

成果を上げている企業は極めて少ないそう。

 

「大抵がたくさんの費用を使ったウィンドーショッパー」

なかなか的確過ぎて耳を離れないフレーズである。

 

 

スタンフォード大学は常に全米TOP3にランクされる私立大学

学部の授業料は年間600万円! 心配しないでもよい 入れないから(笑)