『勝海舟記念館』に行ってきました | そういえば・・・

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橋本商工株式会社の社長のブログです

そういえばこないだの土曜に大田区洗足池にオープンした、

「勝海舟記念館」にも行ってきました。勝 海舟リスペクトの

わたしとしてはオープン初日に行ってみたくなったわけで。

 

一般のオープニングは13時。なんと、H/Pでは人出が予想

されるため、12時から整理券を配布します、とあります。

負けてはいられませんので、その時間(12時)に着くように

自宅を出立しました。

 

 

 

現地にはちょっと早い、11時40分に着く。すでに整理券配布を

行っていて、一番早い回での入場をゲット。

 

 

一時間以上時間があくので昼食を近所でとり、折角だから

洗足池の周辺を散策してみた。

 

勝 海舟夫妻の墓所が洗足池にあったんですね。

西郷 南洲(隆盛)と江戸城無血開城を談判していた頃、

偶然立ち寄った、ここ洗足池の風景に魅せられ、

ここに晩年の居を得たといいます。縁のある地でした。

 

 

 

ちかくには西郷どんを顕彰する「西郷 隆盛留魂碑」などがあったり、

すっかり幕末モードな洗足池です。

 

まだ時間が30分くらいあるので、洗足池を歩いてみます。

洗足池は一周1kmにも満たない小さな池です。屋台がたくさん

出ており、近所の人の丁度良い散歩コースのようです。

 

 

 

12時50分。記念館には〝幕末フリークス"のみなさんが集って

いました。わたしは偶然、銀行に行くときに立ち寄った

アロマスクエアで、これを知りましたが、この方たちは

どうして知ったのでしょうか。知りませんが。

 

入館料300円 激混みというほどではなく、程よい人数でゆったりみられる

 

入館の際には整理券を見せ入館するのですが、前に並んだ

おばあさん(推定80歳くらい)が整理券の有無で揉めていました。

 係の人 「1時からの入場には整理券がないとダメなんです」

 おばあ 「ちょっと耳が遠いんで・・・ (聞こえぬふりで白を切る)」

見事な切り返しです。

 

 

館内展示はいろいろな工夫がなされ、見応えがあります。

特にビデオ 「若き日の海舟」 「東京はこうして生まれた」

「咸臨丸のサンフランシスコへの航海(CG)」 の三本は

イスに座って見るとよいし、「海舟クロニクル」は幕末の

日本の歴史と海舟をなぞらえながら見ると、案外時間が

かかりますので、これもじっくりと。

 

2階でビデオを座ってみよう

 

一方ミュージアムショップはとてもショボく、驚きです。

これは今後、販売内容とも改善していただきたい。

歴史の本くらいはおいて欲しいものです。あと海舟煎餅、

海舟饅頭、海舟切子、咸臨丸の模型・・・

 

 

幕末の偉人で、天寿を全うした海舟の言葉は含蓄だらけで

味わう価値のあるものです。1階すぐの「海舟ブレイン」

は若者が聞くべき人生の至言のいくつかが紹介されています。

 

紹介すると、

 「行いは己のもの。 批判は他人のもの。 知ったことではない。」

 「人はみな、さまざまに長ずるところ、信ずるところを行えばよい。

  社会は大きいから、あらゆるものを包容して、毫(ごう)も

  不都合はない。」

今どきの学校教育でも使えそうです。

 

 

江戸城無血開城。いいかえると江戸を舞台に幕府軍と官軍(薩長軍)

が戦いを行わなかった意味は、その後の日本の命運を大きく左右

しました。

腐っても鯛、幕府軍はまだまだ力があったわけだし、戦えばそれなりに

戦えたかと思いますが、あえてそれをしなかった。

他の植民地にされた国々では、大抵二分されたローカル勢力で

ドンパチして、その漁夫の利で西洋列強の植民地になるという

パターンであった。幕府にはフランスが、薩長にはイギリスが

付いていた、大変危うい時代の政治の舵取りでした。

 

勝 海舟をはじめとする幕臣は、徳川の世を永らえさせるということ

ではなく、日本の独立と近代化のために幕府に役を下ろさせた、

そんなところに偉大さを感じます。

 

会社のヤングや新入社員の若者に是非見せたいところです。

ご近所だし。