週末を利用して米沢へ行ってきました。米沢駅からバスで40分くらいにある
白布温泉・東屋です。一昨年の暮に初めて訪ねた温泉でしたが、とても気に
入ってしまい、再訪しました。
もっとも私が知らなかっただけで、世間的には超有名な温泉らしく、江戸時代
には代々、上杉家のお殿様が利用されていた、温泉界の「名門」です。
 
雪深い会津につながるこの地も当然雪深く、ポストも飲み込まれるほど。
(湯宿から流れ出る温泉で、本館へのスロープには雪は無し)
 
もともとは東屋・中屋・西屋と江戸情緒の茅葺屋根の旅籠が三軒並んでいた
そうですが、残念なことに2000年の中屋からの出火で、東屋は類焼してしまった
とこと。しかし再興を期す当館主をはじめ、地元の各方面からの協力もあって
東屋は二年もまたず再建された、と館内の資料に書いてありました。
 
内湯の強力打たせ湯は微妙な脈動ゆえか、なにか効果がありそう。首筋から肩に
当てるとゴルフの無茶振りかなんかで痛めたところが良くなるような気がします。
泉質はカルシウム-硫酸塩温泉という、透明な中に湯の花が舞う、硫黄の香りの
する温泉。また石風呂(ふつう〝岩″風呂と言いそうなところ 謙虚な感じ)は
内湯なのにセミ露天風呂状態で、外気や雪が吹き込んでくる楽しさがある。寒い。
それがよい。
(東屋から茅葺を守る西屋を望む  正しい日本の原風景っぽい)
 
旅館でゆっくりし、湯に浸かり本を読む以外、特に何をするではない妻との旅行。
帰りはお約束の「牛肉どまん中」を買って、新幹線つばさに乗り込みました。