唾液の働き | はしもと歯科医院のブログ

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広島市中区西川口町12-3

こんにちは 中区西川口町の はしもと歯科 の糀谷です。

 

今年は暖冬だとニュースではいっていましたが

ここ数日から、ぐんと冷え込んできました。

 

 

今年も街では、イルミネーションがきれいですね・・・

 

 

さて、今日は「唾液の働き」についてお話したいと思います。

 

ここ最近、現代人の唾液分泌量が減少していると言われています。

原因としては、咀嚼(噛む)回数の減少、日常のストレス、疲労、加齢などがあげられます。

 

弥生時代には一度の食事で約4000回噛むことが必要だったのに対して

戦前の食事では約1400回、現代食では約600回にまで激減しているそうです。

 

唾液には、食べ物を消化する作用、むし歯を防ぐ再石灰化作用、

お口の中を中性に保つ緩衝作用など大切な働きがあります。

また、口臭は口腔内の細菌が主な原因となっていますが、

通常これらは、口腔内で分泌される唾液によって殺菌されていますが

唾液の分泌量が減ってしまうと、殺菌作用が薄れ口腔内で細菌が繁殖し

口臭の原因になってしまうことがあります。

 

普段、唾液の存在を特に気にせずに過ごしていますが

唾液が減ってしまうと、唾液の大切な機能が十分に働きません。

むし歯、歯周病の進行、口臭が強くなる、口内炎ができやすくなる等

トラブルが起こりやすくなります。

 

 

色々な原因で唾液が減少してしまうことがあります。

まず原因に対処することが大切ですが、

原因を取り除くことが難しい場合でも、このようなトラブルを

予防するためにお口の中の細菌を減らすことが重要です。

歯科医院でのプロケアを受け、お口の中を清潔に保ち

「おかしいな」と感じたら、早めにかかりつけの歯科医院に相談してみましょう。