あわあわ。
しかも、ここ数日で急に暑くなってきて、あれですね。
梅雨も始まるし、沖縄にでも逃げたい!
あ、でも沖縄暑いか……北海道かな。
んで、ついこの間、『マグダラで眠れ』のコミック版を担当してくださっている有坂あこさんから資料について質問があって画像にしたので、ついでにこちらにも少しだけアップ。
『マグダラで眠れ』は大体以下の資料を読んで、獣耳についての着想を得ています。
![$すぱイしー ているず](https://stat.ameba.jp/user_images/20130521/23/hasekura2/64/0e/j/o0345023012547644733.jpg?caw=800)
この中では『古代の技術史』がよかったです。
『技術の歴史』のほうは長大な技術史のシリーズで、この巻しか持ってません。んで読んでみたら、多分、前の巻とかと重複する事項については説明があっさりしているのではないか、という印象がありました。
つまり、古代ローマでの技術からあんまり進歩して無いところとかは、さらっと流されるような。
『古代の技術史』は「古代の」と銘打ちつつ、古代・中世・現代の知識との比較も記述してくれてて嬉しい。
1巻・2巻のネタとかもここからですね。(あとでwikipedia見たら似たような記事が載ってたけど、やはりちょっと記述の仕方が違う)
ただ、3巻の水銀ネタはここからではなく、『狼と香辛料』書いてるときに、結局最後まで使えないネタでした。あの記述はどこで読んだんだったかなあ……。
ジョングルール(大道芸人)についての本だったような気がする。
本棚をちょっと見てみたけど、『中世の旅芸人』があやしい。(確認してません)
羊にまつわる話は、『古代の技術史』にも出てきますし、別の本でも見たことがありました。
『北方民族文化誌』は15世紀くらいの北欧で司教やってた人が書いた、向こうの文化についての本の翻訳、というジャンル的に超レアなやつ。他にこういう本ってあるのかな。
正直、誰得なのか、というところがありますが……。
『Vinland Saga』の作者さんとか読んでそう。
でも、これ上下巻で、下巻の存在を一回しか確認したこと無いんですよね。
ネット上の古書店の過去ログで、上下巻セットで売られてた。
アマゾンとかには上巻はあるんだけど……。
マグダラ4巻は、この本を読んでて「へー」と思ったことをつかって書きます。書いてます。
で!
私が! こんな記事を書く最大の動機!
俺、こんな本持っているんだぜ自慢!!!!
どりゃあ!
![$すぱイしー ているず](https://stat.ameba.jp/user_images/20130521/23/hasekura2/3b/5d/j/o0345023012547644732.jpg?caw=800)
ゲオルグ・アグリコラ著 『デ・レ・メタリカ』!!!!!
お値段5万8000円なり!!!!(マーケットプレイス最安値でこれですよ! ほかのは8万とかだった)
16世紀に書かれた冶金技術の集大成。
プリニウスの『博物誌』も技術史の本だと相当引用されますが、中世に関連することだと『デ・レ・メタリカ』よく出てきます。
その理由が、これ。
![$すぱイしー ているず](https://stat.ameba.jp/user_images/20130521/23/hasekura2/fe/62/j/o0460030612547675835.jpg?caw=800)
![$すぱイしー ているず](https://stat.ameba.jp/user_images/20130521/23/hasekura2/b6/ed/j/o0460030612547675834.jpg?caw=800)
![$すぱイしー ているず](https://stat.ameba.jp/user_images/20130521/23/hasekura2/f7/ac/j/o0460030612547675833.jpg?caw=800)
超豊富な挿絵。
こういう挿絵がずらり入ってます。
すごい助かる。(´ω`)
俺TUEEEEE系ラノベに代わる、俺Feeeeeee系ラノベを書く人には必須の資料と言えるでしょう。(`・ω・´)
え? 冶金術じゃなくて錬金術が知りたい?
えっと……すいません、『マグダラで眠れ』出てから、パラケルススって名前知りました(:D)| ̄|_
こんな感じ。
仕事進まない時はブログの記事が書けますね。(゚∀゚)