師走というだけあって意外に忙しい十二月でした。
宣言した通り忘年会に四回も出てきたよ!
一回は電撃。
一回は講談社。
一回はネトゲーつながり。
一回は仕事場。
上二回は朝までコース。喋りすぎて二回とも途中で声が出なくなって困りました。
なお、電撃忘年会ではこんなやり取りがありました(書いていいって言われたから書く)
私「あれ、S沢先生ずいぶん変わったアクセサリーをしていますね(´ω`) 」
S沢先生「(首から提げていたものを手にとりながら)ああ、これは時計なんです」
私「へえ、時計。すごい珍しい形ですね」
文章で伝えるのはとても難しいんですけど、外装が金属じゃなくて石っぽくて、本体半分がいびつなギザギザ構造になっていて、なにか別のパーツとくっつけられそうな形になっていました。
S沢先生「変わっているでしょう。これ、ネットで買ったんですけど、7000円くらいだったかな?」
私「高っ……あ、いえ、大変良いお品ですね(´ω`) 」
S沢先生「そうでしょう? これ、実は異界への鍵になっているんですよ」
私「……いか? え?」
S沢先生「ここのぎざぎさの部分とかっちりはまる時計を組み合わせると、異界への扉をあける鍵になるんです! 今も世界のどこかで私と共に異界に行くのを待っている美少女がいるはずなんですよ。ですから、残念ですが、これはお譲りできません」
私「あ、はあ……あの」
S沢先生「はい?」
私「ブログに書いていいですか?」
S沢先生「もちろんです! 早く対になる時計を持った美少女が現れるように、ブログで告知お願いします!」
というわけで、告知します。S沢先生の時計と対になって異界の扉になる時計をお持ちの美少女の方、大至急S沢先生までご連絡を。だいぶ目が本気でした。でも売れっ子の方なので、皆何も言えませんでした。
電撃忘年会の二次会だか三次会は相変わらずカラオケで、作家さんイラストレーターさんあわせて50人くらい集まったのかな。
カラオケ部屋併設のテレビ画面でずっと適当なチャンネル流してたんですけど、アフロ侍が始まった途端、会話が止まって皆釘付け。
馬鹿アニメなのは間違いないけどすごいみいってしまった。アフロ侍恐るべし!
講談社の忘年会は、一次会が某ホテルの大広間で、2000人からが集まるようなやつでした。
最初の挨拶が巨匠ちばてつやなんだぜ。
『ビリオネアガール』(goodアフタヌーン にて連載中ですよ!)の作画の桂明日香さんにご挨拶して、それから会場をうろうろ。
名札もなんもないので誰が誰だか全く分からない。
業種も違うので完全にアウェーで、さてどうしよう、なんて思ってうろうろしていたら、声をかけられる。
こんな場所で私の名前を呼ぶのは一体誰!?
振り返ると、犯人はヤス さんでした。(うまいこと言った!)
別マガ(こう書くと別冊マーガレットみたいだが、別冊少年マガジンのこと)に漫画を描かれているとのこと。
ヤスさん仕事手広いなあ……。
ヤスさん「誰かほかに知り合いいらっしゃいます?」
なんて聞かれたのですが、完全にアウェーです。誰も知り合いいませんねー、なんて言ってたら、小梅けいと(リンク先ホームページはエロあり!) さんを見かけてびっくり。
そういえばアフタヌーンでくじあんの連載やられてました。
原作者の木尾士目先生に御挨拶をしにまいりました、といつも紳士的なふるまいの小梅さん。
そんな超紳士(本当に紳士なんだぜ)の小梅先生の新刊、花粉少女注意報2は、とてもこの場でリンクを張れない本だけど皆さん買いましょうね!
でもまあ、会場でぐだぐだしてて一番驚いたのって、すごい人ゴミの中で50mくらい先に成田さん 見つけたことかな。(;´ω`)
相変わらずルパンみたいな赤のジャケット着てるから、人ゴミの中でも一発でわかる。コミケ会場でもすぐ見つかるくらいのインパクト。
しばらくしてからご歓談中のところに突撃したら、歓談中の人たちと共に超驚かれる。
成田さん「支倉さん! どうしてここに!」
私「えーと実は漫画原作を……」
成田さん「いやあ、すごい偶然ですね! 今、支倉さんの話題をしてたんですよ!」
私「へ?(´ω`) 」
戸惑う私を前に、成田さんはご歓談中だった相手の方に、私のことを紹介します。
狼と香辛料の……と言うと、相手の方は超驚いて、「本当ですか!」なんて驚くわけですよ。
わあ、なんだろう……と思っていたら、成田さんが相手の方を紹介してくれました。
成田さん「あ、支倉さん。こちら……」
私「はい」
成田さん「『太臓モテ王サーガ』の大亜門さんと、『アイシールド21』の原作をやられている、稲垣さんです」
私「( ゚Д゚)」
稲垣さん「どうもはじめまして。週刊少年ジャンプという雑誌で『アイシールド21』という漫画の原作をやらせていただいていた稲垣と申します!(どーん!(ジャンプ的な擬音))」
大亜門さん「はじめまして。『モテ王サーガ』をやってた大亜門です(どどーん!)」
私「……(;;゚Д゚)
なぜジャンプ作家様がここに? 編集さんがひっきりなしに挨拶に来てるよ。まじぱねえ。というか、成田さんはどうしてそんな方とお知り合いに? そもそもなんでここに?」
成田さん「ええ、実はかくかくしかじかで」
私「ええ、かくかくしかじか! 相変わらず顔広いなあ!」
成田「それでね、今本当に支倉さんの話をしていたのですよ」
稲垣さん「全くすごい偶然です! 実は、私SD文庫で審査員をやっていましてね! 審査員をやるからには面白いラノベを読まなければいかんと思いまして、いろいろ読んだわけですよ。そしたら、『デュラララ!』と『狼と香辛料』が特に面白かったと、そういう話を今まさしくしていたんですよ!」
成田さん「いやあ、偶然てあるもんですねえ」
稲垣さん「まったくです。作者の方にお会いできて光栄だなあ。あれ、どうされました?」
私「いえ、こんな仕込みを即座に繰り出してくるなんて、さすがジャンプで活躍されている方は違うなと、驚愕しているところです(;;;゚Д゚)」
稲垣さん「仕込じゃないので!」
私「仕込みに違いない! だってジャンプだぜ! アイシールド何部でているんですか!」
稲垣さん「仕込じゃない証拠がmixiに……え? 部数ですか? ええっと、確か●千万部くらいですね」
私「うああああああああああああああああああ」
その後、あれこれ話してました。
二次会でもテーブルをご一緒させていただきました。(対面に座っていたのは木尾士目先生ですよ! サイン色紙に斑目のイラストをささっと描いてました。うめえ!)
で、会話の中で(稲垣さん的に)一番盛り上がったのが、うんこの話です。うんこが世界を救う。後日メールを送ったら、語尾が全部うんこでした。
ブログに書いていいって言ってたので書きますが、書けないことが多すぎます。
あと、稲垣さんの口から時折出てくる「あらきさんが」とか、その辺の人物名がいまいち把握しずらかった。
「え? あらきさん? 誰?」みたいに。
だって、「あらきさんが~」つって話し出す場合、荒木飛呂彦のことなんだぜ。
おださんがー、とか言われても、織田信長にさんづけをしているような不思議な感覚にとらわれます。(ちなみに、誰でも知ってるあの「尾田」ですよ。新刊の帯に初版280万部とか書いてある。一冊で狼全巻分(:D)| ̄|_)
売れ方も半端ないけど、中の人たちも相当半端ないことがよくわかりました。
あー、がんばんねーとなー、とすごい刺激になりました。
頑張らないといけないので、今、せっせとスーツケースに荷物を詰めている最中です。
帰省? 大掃除?
いいえ。
パラオ旅行です。
4泊5日でダイビングしてきますね!(*ノノ)
寒い日本なんてさようなら! 南国リゾート! ダイビング!
一緒に行くお相手は、件の一緒に異界に行く美少女を探しているS沢先生と、絶対遊んでいる暇のないはずの某作家さんです。
今日の便で出発だよ!
パラオ旅行記は年明けに><
ではみなさんよいお年を!